製造業受注残高9月は1.6%増加

ドイツ連邦統計局が19日に発表した9月の製造業受注残高指数(2021年=100)は物価
調整後の実質に営業日数・季節要因を加味したベースで102.6(暫定値)となり、前
月を1.6%上回った。増加は2カ月ぶり。「その他の輸送機器」で大型の新規受注が複
数あったことから、水準が押し上げられた。
国内が1.5%、国外が1.4%の幅で拡大した。部門別では投資財が1.7%、消費財が
1.3%、中間財が0.8%増加した。
その他の輸送機器は3.0%増えた。また、電気装置は1.2%増となり、これまでに引き
続き拡大した。
受注残月(受注残高が売り上げの何カ月分に相当するかに換算)は前月と同じ7.3カ
月だった。部門別の内訳は投資財が9.9カ月(前月9.8カ月)、中間財が4.1カ月(4.1
カ月)、消費財が3.6カ月(3.6カ月)となっている。
9月の受注残高は前年同月比(物価・営業日数調整値)では2.6%減少した。

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