独複合企業フィースマン・ジェネレーションズ・グループは25日、地域熱向け断熱配
管を製造する独イゾブプル・グループを投資会社エゲリア(Egeria)から買収するこ
とで合意したと発表した。脱炭素化の分野でポートフォリオを拡充する。買収金額は
明らかにしていない。取引の成立には独禁当局などの承認が必要。
イゾブプルは独南東部ローゼンハイムに本社を置く企業。欧州に計10工場を持つ。従
業員数は1,500人超。エゲリアの下で買収をテコに事業を拡大してきた。断熱配管は
太陽光や風力など再生可能エネルギーの地域熱網へのシームレスな統合に必要なこと
から、エネルギーの脱炭素化に寄与すると目されている。
フィースマンは昨年、主力の暖房事業を米同業キャリア・グローバルに120億ユーロ
で売却したことから、潤沢な事業資金を持つ。