独中堅自動車部品メーカー、ゲルハルディ・クンストストッフテヒニクがハーゲン区
裁判所に25日、会社更生手続きの適用を申請した。従業員宛の文書をもとに現地メ
ディアが報じた。
同社は樹脂部品の有力企業で、本社所在地リューデンシャイトのほか、アルテナ、
イッベンビューレン、米モントゴメリーに事業拠点を置く。従業員数は約1,500人。
2022年の業績は売上高が約2億ユーロで、利益を計上していた。同社は市場の回復を
見込んでその後、積極的な投資を行ったが、これは裏目に出たもようだ。23年夏には
需要低迷を受けリューデンシャイト工場で操短を実施した。
経済誌『ヴィルトシャフツボッヘ』によると、メルセデスベンツ「Cクラス」「GLC」
の電気自動車(BEV)モデル向けに25年から納入予定だったフロントグリルのキャン
セルを受けていたという。