IoT大手の独ボッシュは12日、ビル技術部門で手がける製品事業の大半を欧州投資大
手トリトンに売却することで合意したと発表した。同部門の経営資源を市場の成長
チャンスの高いシステム統合分野に絞り込む方針に基づく措置。取引金額は公表しな
いことで合意した。当局の審査などを経て売却手続きが来年上半期に完了すると見込
んでいる。
ビデオ監視、入退室管理システム・侵入警報装置、通信システムの3事業をトリトン
に譲渡する。3事業は世界に計90カ所以上の拠点を持ち、従業員数は4,300人に上る。
火災警報システム製品事業はシステム統合事業にとって重要なことから、手元に残
す。
取引が完了すると、ビル技術部門の拠点は8カ国の40カ所に減少。雇用規模は約8,000
人となる。