ドイツ連邦統計局が13日に発表した11月の卸売物価指数(2021年=100)は前年同
月比0.8%減の116.2となった。同指数の低下は19カ月連続。景気低迷で需要が鈍っ
ていることが背景にある。
全体を最も強く押し下げたのはこれまで同様に石油製品で、10.9%下落した。この
ほかデータ処理装置・周辺機器(−6.3%)、鉄・鉄鋼(−5.4%)、板ガラス(−
3.9%)で大きく低下した。
コーヒー・茶・カカオ・香辛料(+25.4%)、非鉄金属鉱石・非鉄金属(+
22.7%)、砂糖・甘味菓子・パン類(+10.9%)、牛乳・乳製品・卵・食用油脂
(+6.8%)、古材・残材(+5.2%)は大きく上昇した。
卸売物価は前月比では変動がなかった。