生産者物価2カ月連続上昇、12月の上げ幅0.8%に拡大

ドイツ連邦統計局が20日に発表した12月の生産者物価指数(2021年=100)は前年同
月比0.8%増の128.3となり、上げ幅は前月の0.1%から拡大した。上昇は2カ月連続。
前々月の10月までは16カ月連続で指数が低下していた。12月は前月同様、エネルギー
以外の部門がすべて上昇した。
エネルギーは0.2%下落した。天然ガスが5.6%、電力が1.3%低下。石油製品は4.0%
減で、下げ幅は灯油で4.8%、自動車燃料で3.9%に上った。エネルギーの指数自体は
基準の21年(100)を約56%上回る155.5と、極めて高い水準にとどまっている。
生産者物価はエネルギーを除いたベースでは上げ幅が1.3%に上った。
中間財は0.1%増となり、6カ月連続で上昇した。上げ幅は天然石・砂利・砂・粘土・
陶土(+4.2%)、建設用石膏製品(+3.8%)、変成器(+2.6%)、ケーブル・配
線部材(+1.1%)などで大きかった。
金属は0.3%下がった。銑鉄・鉄鋼・鉄合金が7.6%低下。銅は6.4%上昇した。化学
原料はマイナス0.7%、ガラス・ガラス製品はマイナス5.4%、飼料はマイナス3.8%
だった。
投資財は1.8%上昇し、全体を最も強く押し上げた。構成比重の大きい機械の上げ幅
は2.0%、自動車・自動車部品は同1.4%となっている。
耐久消費財は1.0%だった。
非耐久消費財は2.6%。食料品は3.1%となり、6カ月連続で上昇した。バター(+40.
9%)、甘味菓子(+24.4%)、牛肉(+15.9%)が大きく上昇。砂糖は32.6%、豚
肉は7.0%、穀物粉は6.3%低下した。
生産者物価指数は前月比では0.1%減となり、3カ月ぶりに落ち込んだ。部門別ではエ
ネルギーが0.4%、中間財が0.3%低下。投資財は横ばいで、耐久消費財は0.1%、非
耐久消費財は0.2%の上昇だった。
一方、23年の生産者物価指数は前年比1.8%減の127.7へと低下した。エネルギーが6.
2%下落し、全体を最も強く押し下げた。製品分野別でみると、天然ガスが13.3%、
電力が10.3%、石油製品が4.1%低下。エネルギーを除いたベースでは生産者物価が
0.3%上昇した。

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