独ビール醸造業者連盟(DBB)は22日、2024年1〜11月の国内ビール出荷量が前年同
期を2.1%下回ったと発表した。24年全体でも前年に引き続き減少するのがほぼ確
実とみられる。24年の正式データは連邦統計局が2月初旬に発表する。
ドイツでは消費者のビール離れが長期化している。24年はインフレや消費者の支出
抑制、春と夏の天候不順が響いた格好だ。
そうしたなか、ノンアルコールビールの需要は順調に伸び続けているもようだ。
DBBによると、ビール全体に占めるシェアは03年から23年の20年間で倍増。24年秋
には8.9%となり、ピルスナー(48.1%)、へレス(10.6%)に次ぐ3位に付けた。