化学大手の独BASFは17日、建築・家具用塗料事業を米塗料大手シャーウィン・ウィリ アムズに売却することで合意したと発表した。コアビジネスから外れた事業の整理方 針に基づく措置。建築・家具用以外のコーティング事業についても第2四半期に戦略 オプションを検討する。 建築・家具用塗料はほぼ全面的にブラジルで展開する事業で、「Suvinil」と 「Glasu！」ブランドを持つ。2024年の売上高は5億2,500万ユーロで、雇用規模は約 1,000人。BASFは同事業をデマルシとジャボアタンにある工場を含めてシャーウィン に11億5,000万ドルで譲渡する。下半期の取引完了を見込む。
