化学大手の独コベストロと蘭ライオンデルバゼル(LYB)は18日、蘭ロッテルダム港マースフラクテ地区で合弁運営するプロピレンオキシド・スチレンモノマー(POSM)工場を閉鎖すると発表した。世界的な過剰生産能力とアジアからの輸入増加、欧州の割高な生産コストを背景に採算が悪化していることを受けた措置。状況改善の見通しが立たないことから操業を永久停止する。
両社は同施設を2003年から共同で運営してきた。今後は操業を停止し、26年末までに解体の準備を完了する。
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化学大手の独コベストロと蘭ライオンデルバゼル(LYB)は18日、蘭ロッテルダム港マースフラクテ地区で合弁運営するプロピレンオキシド・スチレンモノマー(POSM)工場を閉鎖すると発表した。世界的な過剰生産能力とアジアからの輸入増加、欧州の割高な生産コストを背景に採算が悪化していることを受けた措置。状況改善の見通しが立たないことから操業を永久停止する。
両社は同施設を2003年から共同で運営してきた。今後は操業を停止し、26年末までに解体の準備を完了する。