ドイツマルチメディア業界の動き

デリバリー・ヒーロー―IPOで事業拡大調達へ―

出前注文仲介サイトを運営するドイツのスタートアップ企業、デリバリー・ヒーロー(ベルリン)は6日、新規株式公開(IPO)計画を発表した。公開益で買収などを進め、市場最大手としての地位を一段と強化する考え。フランクフルト証券 […]

大手スーパーの顧客撮影が波紋

顧客に精度の高い広告を行うための情報収集活動の一環で、郊外型大型スーパーのレアルが来店した顧客の表情を記録し特殊なソフトウエアで分析していることが、週刊誌『シュピーゲル』などの報道で分かった。消費者の間からは「そうした店

富士通―I4.0コンピテンスセンターをミュンヘンに開設―

富士通は23日、つながる工場「インダストリー4.0(I4.0)」のコンピテンスセンターを独南部のミュンヘンに開設すると発表した。産業用モノのインターネット(IIoT)とそれに関連するサービス、および製造事業者である同社独

デリバリー・ヒーロー―今夏にIPOか―

出前注文サイトを運営するドイツのスタートアップ企業、デリバリー・ヒーロー(ベルリン)が新規株式公開(IPO)の準備を進めているとの観測が浮上している。ロイター通信が消息筋の情報として報じたもので、金融市場が安定していれば

「ドイツはサイバー戦争対策が不十分」

「ドイツはサイバー戦争への対応が十分にできてない」と考える市民が全体の49%を占めることが、情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。調査が行われたのは昨年11月で、今月中旬に始まったランサムウエア「ワ

音声入力送金サービス、ドイツ銀が開始

スマートフォンに話しかけるだけで送金できるサービスをドイツ銀行が19日、開始した。同行のオンラインバンキング事業を統括するミヒャエル・コッホ氏は経済紙『ハンデルスブラット』に、モバイルバンキングの操作をこれまで以上に簡単

フォイト―デジタルサービス会社買収―

機械大手の独フォイト(ハイデンハイム)は15日、独デジタルサービス事業者ライ・ソノ(Ray Sono)を買収すると発表した。モノのインターネット(IoT)の普及を見据え、産業用デジタルソリューション事業を強化する狙い。フ

DB

ドイツ鉄道(DB)が紙切符の全廃を視野に入れている。リヒャルト・ルッツ社長が日曜版『ビルト』紙のインタビューで明らかにしたもので、乗客の乗車と降車を携帯電話で自動チェックできるようにする。これに必要な無線LANをすでに列

身代金要求型サイバー攻撃、ドイツでも被害

12日から全世界的に仕掛けられているサイバー攻撃の被害はドイツでも出ている。ドイツ鉄道(DB)の駅の電光掲示板には同日午後、「あなたのデータは暗号化された」との文字が表示され、同社のシステムがウイルスに感染したことが分か

自動運転開発3社連合、米デルファイをパートナーに

自動運転技術の開発で提携する独BMW、米インテル、イスラエルのモービルアイは16日、デルファイを開発パートナーとすることを明らかにした。自動運転とシステム統合の分野で協力を仰ぐ。デルファイは同3社連合に加わらない。3社連

シーメンス―研究の重点14分野を絞り込み―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は8日、これまで50あった研究分野のなかから14分野を重点強化する方針を明らかにした。ローラント・ブッシュ取締役(技術・戦略担当)は競争力を強化するうえで「シーメンスが失敗を許されない

アマゾン―食品販売を独で始動―

ネット通販世界最大手の米アマゾンは4日、生鮮品を含む食料品の販売サービス「アマゾンフレッシュ」をドイツで開始した。対象地域はベルリンとポツダムで、プレミアム会員が利用できる。 取扱点数は8万5,000点強で、ベルリンにあ

シーメンス―ソフト会社買収、モビリティ分野で―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は4月28日、運輸・モビリティソフト開発の独ハーコン(HaCon)を完全買収することで合意したと発表した。モビリティーソリューション事業を強化する考え。取引金額は公表しないことで合意し

BASF―精密農業分野で買収―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は4月25日、ITベースの農業支援モデルを開発する米ZedXを買収することで合意したと発表した。栽培のうえで重要なデータを収集・分析して生産性を高める精密農業分野で事業を強

VW

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は4月28日、サプライヤーからの調達を効率化する目的で開発したプラットフォーム「ワン(ONE)」を27日に立ち上げたと発表した。昨年12月から一部サプライヤーの協力を受けて試験を行

ボッシュ―完全自動運転技術開発でダイムラーと提携―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は4日、完全自動運転システムの開発で高級車大手のダイムラーと提携すると発表した。提携によりシナジー効果を引き出し、完全自動運転車の実用化を加速する考え。2020年代初頭の市場

企業の紙消費量が減少

企業で利用する紙の量が減少しているもようだ。独情報通信業界連盟(Bitkom)が従業員数20人以上の企業を対象に実施したアンケート調査の結果によると、1年前に比べて社内の印刷量が「減った」との回答は38%に上り、「増えた

オンライン口座利用率53%に、学歴や年齢差が鮮明

ドイツ市民(16~74歳)の53%が昨年時点でオンライン口座を利用していたことが、欧州連合(EU)統計局ユーロスタットのデータで分かった。2010年に比べると10ポイント増加したことになる(グラフ1を参照)。 年齢別でみ

デリバリー・ヒーロー―ポーランド社と戦略提携―

出前注文サイトを運営するドイツのスタートアップ企業、デリバリー・ヒーロー(ベルリン)は1日、ポーランド子会社が同国のファーストフード運営大手アムレストを引き受け先とする第三者割当増資を実施すると発表した。増資後はアムレス

自動車業界がAIに注目、自動運転システムで

自動車業界が人工知能(AI)の利用に向けて力を入れている。なかでも自分で学ぶ「ディープラーニング」システムが注目の的だ。自動車部品大手のコンチネンタルでは同システムを利用した自動運転技術の開発に取り組んでいる。 コンチネ

クーカ―産業ロボットで世界1位目指す―

機械大手の独クーカ(アウグスブルク)は22日、産業用ロボット事業を拡大し今後3年で競合ファナック、ABBを抜いて世界1位に浮上する目標を明らかにした。今年1月に同社を買収した中国家電大手・美的集団の販売網を活用。目標を達

日立製作所―独でIoTサービス攻勢へ―

日立製作所はドイツでIoT(モノのインターネット)技術を利用したサービスの販売攻勢をかける考えだ。東原敏昭社長が『ハンデルスブラット』紙に明らかにしたもので、顧客の獲得に向けて現在、ドイツ事情に通じたパートナー企業を模索

アマゾン―生鮮食料品販売を独で開始―

ネット通販世界最大手の米アマゾンが生鮮食料品の販売をドイツで開始するもようだ。経済紙『ハンデルスブラット(HB)』が業界情報として22日報じたもので、配達業務はドイツポスト子会社のDHLが全面的に引き受けるという。両社は

ポルシェ―研究開発費の10%をデジタル分野に投入―

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社ポルシェ(シュツットガルト)は17日、デジタル事業の強化に向けて研究開発費の約10%に当たる2億~3億ユーロを毎年、投資していく方針を明らかにした。自動車市場では今後、高度な自動運

「日本から学ぶべき点は多い」=ハイテク業界団体

独情報通信業界連盟(Bitkom)はハノーバー国際情報通信技術見本市CeBIT(セビット)の前夜祭に当たる19日に発表したプレスリリースで、世界のハイテク企業100社のうち日本企業は28社を占め、米国企業に次いで2番目に

日立製作所―生産設備融通技術を独研究所などと共同開発―

日立製作所は16日、数量や加工条件などの重要情報を秘匿したまま複数の企業が生産設備を融通できるようにする技術を独フラウンホーファ研究機構製造技術・自動化研究所、ハンガリー科学アカデミー計算機自動化研究所と共同開発したと発

ボッシュ―自動運転用AIを20年代初頭に量産へ―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は15日、ベルリンの自社イベント「ボッシュ・コネクテッド・ワールド」で、自動運転車の“頭脳”に相当するAIを2020年代初頭までに量産できるようにする方針を明らかにした。同社

日立製作所―生産現場向けAIを独研究所と共同開発―

日立製作所は8日、ウェアラブルデバイス着用者の作業内容を認識する人工知能(AI)をドイツ人工知能研究センター(DFKI)と共同開発したと発表した。生産現場で使用される道具・部品や想定される動作をAI技術の1つであるディー

クラウド利用の企業が65%に拡大

クラウドサービスを利用する企業の割合がドイツで昨年65%に達し、前年から11ポイント増加したことが、情報通信業界連盟(Bitkom)が14日に公開したアンケート調査結果で分かった。利用を計画・検討しているとの回答が18%

バイエルン・ミュンヘンがテレビ放送を開始

独プロサッカーのトップチームであるバイエルン・ミュンヘンの運営クラブ、FCバイエルンは2月23日、独自の有料テレビ局「FCバイエルンtvライブ」を立ち上げると発表した。ドイツのスポーツクラブが放送局を持つのは初めて。電気

DMG MORI―3Dプリンター会社買収―

DMG森精機の独子会社DMG MORI(旧ギルデマイスター、ビーレフェルト)は14日、金属3Dプリンターの有力企業である独リアライザー(REALIZER)を買収すると発表した。デジタル化の進展を受けて製造業のあり方が大き

ICT業界の最重要テーマ、今年はセキュリティ

独情報通信技術(ICT)業界でITセキュリティが最も重要なテーマと考えられていることが、情報通信業界連盟(Bitkom)の業界企業アンケート調査で分かった。Bitkomのベルンハルト・ローレーダー専務理事は、デジタル化の

IT企業の異業種参入が急増、サービス業で危機感強く

IT、インターネット企業の異業種参入が急速に加速しているもようだ。独情報通信業界連盟(Bitkom)が従業員数20人以上のドイツ企業503社を対象に実施したアンケート調査によると、「IT、ネット企業は御社の業界にすでに参

BASF―欧州宇宙機関と農業向けサービスを共同開発―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は10日、欧州宇宙機関(ESA)と協業することで合意したと発表した。ESAが持つ衛星データ・画像を農業向けサービスに活用する方法を農家の協力を受けながら開発していく。 衛星

ダイムラー―ウーバーに自動運転車を供給へ―

自動車大手の独ダイムラーと配車サービス大手の米ウーバーは1月31日、自動運転分野で協力することで基本合意したと発表した。ダイムラーは「メルセデスベンツ」ブランドの自動運転車を将来、ウーバーを通して提供していく。ダイムラー

ポルシェ―デジタルサービス強化へ―

フォルクスワーゲン(VW)の高級スポーツ車子会社ポルシェ(シュツットガルト)がデジタルサービス事業を強化する。自動運転の時代が到来すると同サービス分野が成長の大きな源泉となるためで、売上高に占める同サービス事業の割合を中

トムトム―自動走行技術のスタートアップ買収―

カーナビ・デジタル地図大手の蘭トムトム(アムステルダム)は18日、自動走行技術の独スタートアップ企業オートノモスを買収したと発表した。自動走行分野の競争力を高め、競合のヒア、グーグルに対抗する。買収金額など取引の詳細は公

GLM―独ソフト会社と協業―

スポーツ車タイプの電気自動車(EV)を日本で初め量産した京都のベンチャー企業GLMは17日、ドイツの自動車向けソフトウエア会社ATSアドバンスド・テレマティック・システムズと協業すると発表した。GLMが2019年の量産開

ネットショップ利用者の3分の2が顧客評価を参照

インターネットで商品を購入する前に他の顧客などが行った評価を参考にする消費者はネットショップ利用者全体の65%を占めることが、情報通信業界連盟(Bitkom)の消費者アンケート調査で分かった。「評価情報のない商品は信用し

ブロックチェーン活用の国際送金、ドイツ銀など7行が提携

ドイツ銀行など欧州の金融機関7社は16日、ブロックチェーンを活用した国際送金サービスで提携の基本合意を締結した。顧客の中小企業にサービスを提供する考えで、「デジタル・トレード・チェイン」というプラットフォームを7~9月に

自動走行技術で日独が協力

鶴保庸介科学技術担当相は12日、訪問先のベルリンでドイツのヨハンナ・ヴァンカ教育科学相と会談し、自動走行技術の研究で両国が協力することで合意した。自動車分野で世界トップの競争力を持つ日独が協力することで、自動走行の実用化

ダイムラー―電子決済会社を買収―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は16日、金融子会社ダイムラー・ファイナンシャル・サービシズが電子決済サービスを手がけるルクセンブルクのペイキャッシュ・ヨーロッパを買収すると発表した。モビリティ関連サービスの

楽天コボ―独電子書籍販売プラットフォームに出資―

楽天の電子書籍・電子ブックリーダー販売子会社楽天コボ(カナダ・トロント)がドイツの電子書籍販売プラットフォーム「トリノ(Tolino)」に資本参加する。これまでトリノの技術プラットフォームを担当してきたドイツテレコムから

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