自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は16日、金融子会社ダイムラー・ファイナンシャル・サービシズが電子決済サービスを手がけるルクセンブルクのペイキャッシュ・ヨーロッパを買収すると発表した。モビリティ関連サービスの強化戦略の一環で、同社は電子決済事業に参入することになる。買収金額は非公開。
ペイキャッシュをダイムラー・ファイナンシャル・サービシズ子会社のダイムラー・モビリティ・サービシズへと統合したうえで、ブランド名を「メルセデス・ペイ」へと改める。ダイムラー・モビリティ・サービシズはカーシェア事業「カー2ゴー」やタクシー配車アプリ事業「マイタクシー」などグループのモビリティ関連サービス事業を統括している。
今回の買収により、ダイムラーの顧客は同社が提供する各種サービスの決済をスマホ操作で簡単に行えるようになる。