ドイツ金融・保険業界の動き

事業資金は自らねん出が8割=スタートアップ

ドイツのスタートアップ企業の80%は事業資金を自ら(家族や友人の資金提供を含む)ねん出している――。コンサルティング大手プライスウォーターハウスクーパース(PWC)の調査をもとに『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じ […]

ダイムラー―フリート大手アスロン買収―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は1日、金融サービス子会社ダイムラー・ファイナンシャル・サービシズが蘭ラボバンク傘下の法人向け車両リース(フリート)大手アスロン・カー・リースを買収すると発表した。当該事業を強

UBS―欧州事業の統括拠点をフランクフルトに選定か―

スイスの大手銀行UBS(チューリヒ)が同国以外の欧州事業の統括拠点「ヨーロッパ銀行」を独フランクフルトに開設するとの観測が浮上している。『ノイエ・チューリヒャー・ツァイトゥング』紙が消息筋の情報として報じたもので、非公式

ベルテルスマン―印フィンテックに出資―

メディア大手の独ベルテルスマン(ギュータースロー)は6月29日、同社を中心とするシンジケートがインドのフィンテック、レンディングカート(Lendingkart)に3,200万ドルを出資すると発表した。戦略市場と位置づける

ドイツ銀が今年も米ストレステスト不合格に

米連邦準備理事会(FRB)は6月29日、米国で事業を展開する大手銀行を対象に実施したストレステスト(健全性審査)の第2弾の結果を発表した。計33行の31行が合格したものの、ドイツ銀行の現地子会社は昨年に引き続き不合格とな

ドイツ銀行―独支店を統廃合―

ドイツ銀行(フランクフルト)は23日、独本国の個人・企業顧客事業の再編計画を発表した。昨年打ち出した中期経営戦略「シュトラテギー2020」に基づく措置で、支店の統廃合やデジタル事業を強化することが柱。低金利や規制強化、顧

ミュンヘン再保険

再保険世界最大手のミュンヘン再保険は15日、豪元受子会社グレート・レイクス・オーストラリア(GLA)の売却方針を発表した。豪市場は競争が厳しくGLAの業績が期待を下回っていることから売りに出すことを決めた。ミュンヘン再保

輸出保険で被った独の損失、イランが補償を実施

イラン政府は20日、対イラン輸出保険の引き受けでドイツが過去に被った損失を補償した。同損失はドイツ企業の対イラン取引を復活させるうえで大きな障害となっていたことから、対イラン貿易や直接投資の本格的な復活に向けて大きく前進

ナンバー26―香港の大富豪が出資―

スマートフォン上の手続きだけでオンライン振替口座を開設できるサービスを手がける独新興企業のナンバー26(ベルリン)は21日、複数の投資家から総額4,000万ドルを調達したと発表した。事業の国際化を一段と推し進めるほか、新

10年物ドイツ国債、利回りが初のマイナスに

10年物ドイツ国債の利回りは14日、一時マイナス0.034%まで低下し、初めてマイナスの領域に入った。10年物国債の利回りがマイナスとなるのは主要7カ国(G7)では日本に次いで2カ国目。多くの国の中銀のゼロ金利ないしマイ

余剰資金の金庫保管をコメ銀が検討

10億ユーロのケタ台の巨額余剰資金を中央銀行に預金せず自行の金庫に保管することを、独銀2位のコメルツ銀行が検討しているもようだ。消息4人から得た情報としてロイター通信が8日、報じた。巨額の余剰資金を自ら保管する大手銀行は

エルゴ―収益力強化へ―

ミュンヘン再保険の元受子会社エルゴ(デュッセルドルフ)は1日、新しい事業戦略を発表した。低金利やデジタル化の進展に対応して組織・事業を再編する考えで、総額10億ユーロを投資。2020年までにコストを年5億4,000万ユー

シェフラーがMDAX採用に

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は3日、採用基準が厳しい「プライム・スタンダード」の銘柄入れ替えを発表した。DAXに次ぐ株価指数MDAXにベアリング大手のシェフラーを採用。POSシステム・ATM大手のウィン

銀行アプリに将来性

銀行が提供するスマホアプリに関心を持つ消費者は少なくないことが、ドイツの消費者を対象に情報通信業界連盟(Bitkom)が実施したアンケート調査で分かった。それによると、口座管理アプリをすでに利用している人はネットユーザー

エルゴ―タイ市場に参入―

ミュンヘン再保険の元受子会社エルゴ(デュッセルドルフ)は5月26日、タイの損保会社タイスリ・インシュランス(Thaisri Insurance)の資本40.26%を取得すると発表した。事業の国際化戦略の一環で、高い成長が

コメルツ銀行

独銀大手コメルツ銀行は5月30日、ブラジルのサンパウロに支店を開設したと発表した。コメ銀は2011年、同国市場から撤退したが、顧客企業の一部が同国事業を再開しなければ取引先を他行に切り替えるとして再進出を強く迫ったため、

コメルツ銀行

コメルツ銀行は17日、不動産・公的機関向け融資子会社ヒポテーケンバンク・フランクフルト(旧オイロヒポ)の銀行免許を返却し清算したと発表した。融資債権(計550億ユーロ)はコメ銀に移管した。オイロヒポはリーマンショック後の

サイバー保険加入率、鉱工業で10%強に

ドイツの鉱工業企業の10.5%がサイバー保険に加入していることが、情報通信業界連盟(Bitkom)の調査機関が実施したアンケート調査で分かった。「加入を計画」ないし「加入を検討中」との回答もそれぞれ9.2%、26.1%あ

アリアンツ―台湾の生保契約8万件を売却―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)は10日、台湾子会社の安聯人寿保険(Allianz Taiwan Life Insurance)が保有する生保契約およそ8万件を台湾人寿保険(Taiwan Life Insurance

アリアンツ―1-3月期営業減益に―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)が11日発表した2016年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益は前年同期比3.5%減の27億5,600万ユーロに後退した。生命・医療保険と資産管理部門が足かせとなった格好で、損害保険

独銀の‘及び腰’にイランが失望

イランに対する欧米の経済制裁が解除されたにもかかわらず、ドイツ企業の進出が足踏み状態にとどまっている。米国の制裁を恐れて金融機関が対イラン投資への融資をなおも見合わせているためだ。イラン側には失望感が広がっている。 欧米

テレフォニカ―独でモバイルバンキング事業立ち上げ―

スペイン電気通信大手テレフォニカの独法人テレフォニカ・ジャーマニー(ミュンヘン)は12日、モバイルバンキングサービスを今夏から開始すると発表した。移動通信サービス部門O2の顧客向けに幅広い金融サービスを提供していく。ドイ

ドイツ銀行―投資銀分野で3万社以上と解約か―

独銀最大手のドイツ銀行(フランクフルト)は投資銀行分野の法人顧客数を約半分に削減するもようだ。消息筋の情報として『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、2019年末までに3万社以上との契約を解除するという。同

ミュンヘン再保険―利益予測引き下げ―

再保険世界最大手の独ミュンヘン再保険は10日の決算発表で、2016年12月期の純利益を従来予想の「23億~28億ユーロ」から「23億ユーロ」へと引き下げた。年初に株式市場が急落するなど資金運用環境が悪化したほか、業績不振

ドイツ銀行―3四半期ぶり黒字転換―

独銀最大手のドイツ銀行(フランクフルト)が4月28日発表した2016年1-3月期(第1四半期)決算の純損益は2億3,600万ユーロの黒字となり、3四半期ぶりに赤字から脱却した。これまで利益を強く押し下げてきた法務リスクの

チューリヒ

スイスの保険大手チューリヒの独事業統括会社チューリヒ・ベタイリグンゲンは4月28日、ドイツ事業の再編方針を明らかにした。チューリヒが世界全体で取り組むコスト削減の一環で、現在5カ所ある国内管理拠点を2カ所に集約。従業員数

コメルツ銀行

独大手銀のコメルツ銀行が3日発表した2016年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益は前年同期比59.3%減の2億7,300万ユーロと大幅に落ち込んだ。金融市場の混乱と欧州中央銀行(ECB)の極端な金融緩和政策が響いた格

非接触型銀行カードのプロジェクト、カッセル市で開始

独銀行業界が共同運営するカード決済サービス会社オイロ・カルテンジステーメ(EURO Kartensysteme)は20日、非接触型銀行カードのパイロットプロジェクト「ジロカード・シティ」を独北部のカッセル市で開始した。同

ドイツ銀行―デジタル開発拠点開設へ―

ドイツ銀行は19日、デジタル商品・サービスの開発拠点「デジタルファブリック」を本社所在地フランクフルトに開設すると発表した。2020年までに7億5,000万ユーロを投じて事業のデジタル化を推し進める戦略(シュトラテギー2

ドイツ銀行―米港湾ターミナル売却―

独銀最大手のドイツ銀行(フランクフルト)は15日、米ニュージャージー州エリザベス港の港湾運営会社マハー・ターミナルズUSAを豪銀マッコーリーのインフラ投資子会社マッコーリー・インフラストラクチャー・アンド・リアル・アセッ

ドイツ銀が特別監査受け入れ、投資家保護団体と合意

ドイツ銀行の法令遵守体制を吟味するため特別監査を実施することで、同行とドイツ有価証券投資家保護協会(DSW)が合意した。DSWが14日明らかにし、同行が追認したもので、独立した第3者機関による監査を求めていたDSWの要求

アリアンツ―テレマティクス保険を独市場に投入―

保険大手のアリアンツ(ミュンヘン)は7日、アクセルの踏み方やブレーキのかけ方といった運転特性を保険料に反映させる自動車保険(テレマティクス保険)を同日付で独市場に投入すると発表した。HUKコーブルクやゼネラリなど他の大手

アリアンツ―韓国子会社を中国企業に売却―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)は6日、韓国の生保子会社アリアンツ・ライフ・インシュアランス・コリアと資産運用会社アリアンツ・グローバル・インベスターズ・コリアの2社を中国の安邦保険グループに売却することで合意したと

ミュンヘン再保険

ミュンヘン再保険は11日、特殊保険のビーズリーと共同でサイバー保険事業を開始すると発表した。サイバー攻撃の増加を受けてそれに対応した保険のニーズが高まっているためで、同分野で豊富なノウハウを持つビーズリーと提携。世界の大

コール預金で利息なしの銀行が急増

普通預金のようにいつでも現金を引き出せるにもかかわらず比較的高い利息がつくコール預金(Tagesgeld)の利息を0%とする銀行がドイツで増えている。価格比較サイトのフェリフォックス(VERIVOX)が8日、明らかにした

自動車事故の自動通報サービス、保険業界が立ち上げ

独保険協会(GDV)は4日、自動車事故の自動通報サービスを開始した。専用の装置をタバコ用着火装置に差し込んでおくと、衝突を感知しスマートフォンにインストールしたアプリを通してGDVのSOSセンターに車両の位置と進行方向の

マイナス金利を個人顧客にも転嫁=貯蓄銀

貯蓄銀行(Sparkasse)の上部団体である独貯蓄銀行・振替銀行連合会(DSGV)は15日、振替口座(Girokonto)の管理手数料を引き上げる方針を明らかにした。市中銀行が余剰資金を中銀に預け入れる際の金利である中

ドイツ取引所―ロンドン証取と合併合意―

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は16日、ロンドン証券取引所(LSE)と合併合意したと発表した。両社の株主と当局の承認を経て合併が実現すると、売上高で世界最大の取引所グループが誕生する。 両社は2月、メディ

ドイツ取引所―米子会社ISEをナスダックに売却―

ドイツ取引所(フランクフルト)は9日、株式オプション市場を運営する米子会社インターナショナル・セキュリティーズ取引所(ISE)を米同業ナスダックに売却することで合意したと発表した。成長戦略に基づく措置で、ISEの親会社U

ゼネラリ―独で企業向け保険事業に本格参入―

伊保険大手ゼネラリの独法人ゼネラリ・ドイチュラント(ミュンヘン)は1日、企業向け保険事業に本格参入すると発表した。全ての事業分野に進出する戦略に沿った措置で、グループ内でのシナジー効果を引き出す狙いもある。 同社の企業向

独英取引所の合併に米競合が横やり

世界第2位の取引所である米インターコンチネンタル取引所(ICE)グループは1日、ロンドン証券取引所(LSE)の買収を検討していると発表した。LSEはドイツ取引所と合併協議を進めており、ICEは横やりを入れた格好。LSEを

ライン・マイン・ネッカー地区でフィンテック急増

ITを活用した新しい金融サービス事業者であるフィンテックが情報通信産業のクラスターである独西南部のライン・マイン・ネッカー地区で急速に増えている。コンサルティング大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)の調査によると、同地

放送大手プロジーベンザット1がDAX昇格

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は3日、採用基準が厳しい「プライム・スタンダード」の銘柄入れ替えを発表した。最大手企業30社を対象とする株価指数DAXには放送大手プロジーベンザット1メディアが昇格。カリ大手

独取引所とLSEの合併に懸念

ドイツ取引所は2月下旬、地元フランクフルトの金融競争力にかかわる2つの計画を相次いで発表した。1つは競合ロンドン証券取引所(LSE)との合併、もう1つはフィンテックを支援するための拠点開設だ。後者は同市の発展に確実に寄与

アリアンツ―生保けん引で増益確保―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)が19日発表した2015年12月期決算の営業利益は107億3,500万ユーロとなり、前期を3.2%上回った。生保部門が好調で全体をけん引。資産管理部門の不振が相殺された。純利益は6.3

ドイツ取引所―ロンドン証取と合併協議―

フランクフルト証券取引所などを運営するドイツ取引所は23日、ロンドン証券取引所との合併に向けて協議していることを明らかにした。メディア報道を追認したもので、持株会社を設立して両社を統合する。合併が実現すると、欧州でダント

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