東欧市場における自動車工業界の動き

6月の東欧国別新車登録台数(乗用車)

欧州自動車工業協会(ACEA)が先ごろ発表した6月の東欧国別の新車登録台数(乗用車)によると、ポーランド(3万8,555台、前年同月比26.9%増)が最も多く、チェコ(2万5,714台、20.6%増)、ハンガリー(9,6 […]

ルーマニア自動車生産、1-6月期は5.2%減

ルーマニアの自動車製造・輸入事業者連合会(APIA)によると、今年1-6月期の国内自動車生産台数は20万1,000台となり、前年同期から5.2%減少した。 内訳はダチアが4.4%減の17万8,017台、フォードが11.7

ポーランドのソラリス、印JBMと合弁設立

ポーランドのバス製造大手ソラリスは20日、インドのJBMグループと合弁会社を設立したと発表した。インド市場における代替駆動システム搭載バス(電気バス、ハイブリッドバス)の開発・販売・保守サービス事業で協力する。 合弁会社

ハンガリーのEV登録総数が急増、年初の2.6倍に

ハンガリーの電気自動車(EV)登録総数は6月末現在で932台となり、年初の361台の2.6倍へ急増した。地域別ではブダペスト及び首都圏が大半を占める。 ハンガリー自動車輸入車協会のエルデールイ代表は、2020年までに登録

シュコダ自が国内3工場の設備更新、増産や新モデル生産に向け

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は13日、夏季休業を利用して国内3工場の設備更新と拡張作業を実施すると発表した。新モデルの生産や乗用車、ギアボックスの増産に向けた措置で、ムラダー・ボレスラフ

ベラルーシ製HVトロリーバス、モスクワでテスト運転

モスクワの公共交通会社モスゴルトランス(Mosgortrans)が、ベラルーシの電動車両メーカー、ベルコムンマッシュ(Belkommunmash)が開発したトロリーバスの運行テストを行っている。ディーゼルエンジンを搭載し

ロシア新車販売、6月は12.5%減・通期は144万台予想

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が8日発表した同国の2016年6月の国内新車(乗用車・小型商用車)販売は12万2,633台にとどまり、前年同月に比べ12.5%減少した。1~6月の累計は前年同期比14.1%減の67万2,

マジャールスズキ、2015年は28%増収

スズキのハンガリー子会社マジャールスズキは2日、同社の創立25周年を祝う記者会見において、2015年通期の売上高が19億7,600万ユーロとなり、前年に比べ28%拡大したと発表した。マジャールスズキが生産した車両の201

ハンガリー乗用車登録、6月は32%増

ハンガリー自動車輸入業者連盟(MGE)が4日発表した6月の国内の乗用車登録台数は9,685台となり、前年同月から32%増加した。1-6月期では前年同期比24%増の4万5,959台だった。3.5トン以下の小型商用車は6月単

オペルのハンガリー工場、今年のエンジン生産は65万基

独自動車大手オペルのハンガリー子会社のブチャール社長は6日、西部セントゴットハールド工場の今年のエンジン生産計画は前年を約27%上回る65万基となり、来年はさらに増産するとの見通しを示した。 オーストリア国境に近いセント

ルーマニア鉄道車両大手、トロリー・電気バスを製造

ルーマニアの鉄道車両メーカー、アストラ・ヴァゴアーネ・アラド(Astra Vagoane)が、新たにトロリーバスと電気バスの生産を開始する。新分野参入によって収益基盤を強化するのが狙いで、国内外での受注を目指す。6日付の

三菱商事、ウクライナ販社を設立

ウクライナの複合企業であるNIKOは6日、三菱商事と合弁で販売会社「MMCウクライナ(キエフ)」を設立したと発表した。ウクライナ市場に合わせた営業を展開し、三菱ブランド車のシェアを伸ばす狙いだ。 新会社の出資比率は三菱商

露アフトワズ、カザフの自動車産業クラスターに新工場

カザフスタン東部のオスケメン(旧ウスチ・カメノゴルスク)で、同国最大規模の機械工業関連施設となる自動車産業クラスターの建設が進められている。プロジェクトを推進するのはルノー=日産連合傘下のロシア自動車大手アフトワズ(Av

トヨタ、トルコで雇用拡大

トヨタ自動車がトルコで新たに2,000人を雇用する。同国投資庁が6月30日に明らかにしたもので、今年末に新型クロスオーバー「C-HR」のハイブリッド(HV)モデルの生産を開始することから、増員が必要となった。 新モデルは

PSAの「C3」、スロバキアで生産開始

仏自動車大手のPSAプジョーシトロエンは9月から、スロバキア西部のトルナヴァ工場で新型「シトロエンC3」の量産を開始する。同工場は2006年に操業を始め、現在は「シトロエンC3ピカソ」と「プジョー208」を生産している。

伊フィアット、セルビアで希望退職者を募集

伊自動車大手フィアットは6月27日、セルビア・クラグイエヴァツ工場で900人を減員する計画に関連し、希望退職者の募集を開始した。勤続年数に応じ、退職金・失業手当金など最低3,000~5,000ユーロを支払う。募集期間は7

トルコ自動車産業の6月輸出額、08年7月以来の高水準

トルコ自動車産業輸出協会(OIB)が3日発表した2016年6月のトルコ自動車・部品輸出額は前年同月比9%増の21億米ドルで、月間では08年7月以来の高水準となった。 1~6月期では前年同期比12%増の117億ドルとなり、

GAZ

ロシア最大の複合企業ベーシックエレメント傘下の自動車大手ガズ(GAZ)グループは6月17日、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムにおいて、国内最大手銀行の国営ズベルバンクとの戦略的パートナーシップに署名したと発表した。

独アウディ、ハンガリーをEV生産の拠点候補に

独フォルクスワーゲン(VW)グループの高級車事業アウディがハンガリーを電気自動車(EV)生産の中心拠点とすることを検討している。同国のヴァルガ経済相が27日明らかにしたもので、現在、政府と具体化に向けて交渉している。 ア

シュコダ自、デジタル化に取り組む新部門を設置

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は21日、デジタル化への取り組みを強化する方針を発表した。新部門を設立し、デジタル技術を活用した新製品・サービス開発の能力向上を図るとともに、社内の

仏PSAのスロバキア工場、増産体制に

仏自動車大手のPSAプジョーシトロエンがスロバキア西部のトルナヴァ工場で増産体制を構築する。生産台数を拡大するためで、週末専門の従業員およそ800人を新規採用する。24日付の現地紙『スペクテーター』が報じた。 PSAはシ

ルーマニア新車販売、1-5月期は6.9%増

ルーマニアの自動車製造・輸入事業者連合会(APIA)が先ごろ発表した2016年1-5月期の新車販売台数(乗用車および商用車)は4万6,222台となり、前年同期から6.9%増加した。伸び率は乗用車で0.9%、商用車で34.

安徽江淮汽車、ブルガリア現地生産を検討

中国の自動車メーカー、安徽江淮汽車(JACモーターズ)がブルガリアで、電気自動車(EV)の現地生産を検討している。欧州市場での販売が目的で、将来的に部品の現地調達も視野に入れているという。 ブルガリア経済省によると、22

バンホール、カザフスタンに電気バスの組み立て工場

ベルギーのバス製造大手バンホールは先ごろ、カザフスタンに電気バスの組立工場を設置することで同国の国営企業バイコヌールと合意した。投資額は1,000万ユーロで、ベルギー側とカザフ側の双方が出資する。南部のキジロルダに新工場

ダイムラー―ロシアに初の乗用車工場―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)がロシアに乗用車工場を建設する計画だ。経済紙『ハンデルスブラット』が15日報じたもので、広報担当者は同紙に対し、現地当局と交渉している事実を認めた。現地生産により関税コストを削

5月の東欧国別新車登録台数(乗用車)

欧州自動車工業協会(ACEA)が16日発表した5月の東欧国別の新車登録台数(乗用車)によると、ポーランド(3万2,968台、前年同月比21.3%増)が最も多く、チェコ(2万4,335台、34.4%増)、ハンガリー(8,5

シュコダ自の5月販売が過去最高に

チェコのシュコダ自動車が13日発表した5月の販売台数は前年同月比4.5%増の9万6,700台となり、5月としては過去最高を記録した。欧州およびロシア、中国で増加幅が大きかった。車種別では中型車「スペルブ」が110.2%と

中国・万豊汽車、チェコで航空部品製造へ

中国の複合企業の万豊汽車(Wanfeng Auto)がチェコで航空機製造プロジェクトを立ち上げる方針だ。ソボトカ首相の訪中を機に、チェコ投資庁(チェコインベスト)との間で基本合意書に調印した。中国に組み立て工場を設立し、

ロシア新車販売、5月は14.5%減

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が6月8日発表した同国の2016年5月の国内新車(乗用車・小型商用車)販売は、10万7,665台となり、前年同月に比べ14.5%減少した。1~5月の累計は前年同期比14.7%減の54万8

ポーランド、25年までにEV100万台に

ポーランド政府は7日、2025年までに電気自動車(EV)の普及台数を2015年の427台を大きく上回る100万台に引き上げる目標を明らかにした。石炭産業に依存する「カーボン経済」のイメージを改善し、欧州連合(EU)の温暖

シュコダ自、米国再進出を検討=独紙

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)はチェコ子会社であるシュコダ自動車の米国市場への再進出を検討している。独経済紙『ハンデルスブラット』の取材に対し、シュコダの広報担当者が事実であると認めた。ただ、進出の可能性を調査中

独アウディのハンガリー子会社、計測作業をロボットがサポート

独高級車大手アウディのハンガリー子会社アウディ・フンガリア・モーターはこのほど、従業員と同じ生産ラインで柵などの安全措置を設けずに作業を行うタイプの産業ロボットを試験導入し、好結果が得られたと報告した。 同社のジュール工

GAZ

ロシア最大の複合企業ベーシックエレメント傘下の自動車大手ガズ(GAZ)グループ は6月2日、ロシア郵便に新型バン「GAZelle Next」5台と四輪駆動車「ソボル4×4」(Sobol 4×4)2台を

ハンガリー、昨年の乗用車登録台数は20万台

ハンガリー統計局(KSH)が先ごろ発表した2015年末時の乗用車登録台数は19万9,000台となり、前年の16万5,000台から20.6%拡大した。登録台数の増加は5年連続で、金融危機前の2007年の水準(19万6,00

シュコダ自、米国市場参入を検討

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車が、米国市場参入を検討している。VWの2025年までのグループ新経営戦略策定に向けたもので、未進出市場での事業可能性を探る動きのひとつ。シュコダは「

シュコダ自動車、1-3月期は30%増益

チェコのシュコダ自動車が1日発表した2016年1-3月期決算の営業利益は3億1,500万ユーロとなり、前年同期から30.2%増加した。中型車「スペルブ」の新モデル投入とコスト削減が奏功した。売上高は6.4%増の33億7,

チェコ自動車業界売上、昨年は0.5%増に

チェコ自動車工業協会(AutoSAP)が2日発表した同国自動車業界の昨年の売上高は前年比0.5%増の1兆クローネ(約370億ユーロ)に拡大した。輸出が85%を占めた。 乗用車生産台数は4%増の130万台。同協会のマルティ

VWスロバキア、生産開始25周年

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は5月30日、スロバキアでの生産開始から25周年を迎えた。同国での累積生産台数は450万台。生産車種は13種類に上る。車両の他、ギアボックス680万基を製造してきた。 記念式典に出席

GAZ

独ロシア最大の複合企業ベーシックエレメント傘下の自動車大手ガズ(GAZ)グループ は5月30日、モスクワの公共交通機関モスゴルトランスに低床式バス333台を供給する契約書に署名したと発表した。国内のリキノ工場で生産し、今

ダイムラーのハンガリー生産台数、昨年は20%増

独自動車大手のダイムラーは5月24日、昨年のハンガリーでの生産台数が18万台となり、前年から20%増加したと発表した。今後はケチケメートにあるメルセデスベンツ工場に2018年までに5億8,000万ユーロ以上を投じ、新技術

現代自、チェコ工場で増産

韓国の現代自動車がチェコで増産する計画だ。東部ノショヴィツェ工場の年産台数を10%引き上げ、38万5,000台とする。増員は行わず、シフト調整や生産ライン速度の引き上げで対応する。 現代自が先ごろ当局に提出した、ノショヴ

フォード、トルコ輸出企業ランキングで首位に

トルコの輸出企業協会(TIM)が先ごろ発表した2015年の輸出企業ランキングによると、輸出額は米自動車大手フォードと現地企業コチ・ホールディングの合弁会社フォード・オートモティブが38億米ドルとなり、初めて首位に立った。

カザフスタンの自動車メーカー、ラーダの生産拡大へ

ロシア自動車最大手のアフトワズ(AvtoVAZ)がカザフスタンでの現地生産を拡大する。提携するアジア・アフトに新たに「ラーダ」ブランドの3モデルの生産を委託する方針だ。アジア・アフト(Azia Avto)が拠点を構える東

ポーランド自動車業界輸出、昨年は7%増加

ポーランド自動車業界の輸出高は昨年205億ユーロとなり、前年から7.33%拡大した。最大の輸出相手国であるドイツ向けが堅調だった。今年は1-2月の輸出高が37億ユーロに達しており、アナリストは通期で220億ユーロを見込む

PSAと起亜のスロバキア工場、生産台数が前年を上回る見通し

自動車大手の仏PSAグループと韓国の起亜自動車は、スロバキア工場の2016年の生産台数が前年を上回ると見込んでいる。中欧向けの輸出好調が背景にある。業界紙『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ』が報じた。同紙によると、

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