ドイツ自動車工業界の動き

自動車の低故障率で独ブランドの優勢強まる

テュフ・ズードなどドイツの技術監査協会が加盟する業界団体VdTUEVが発表した自動車の故障に関する最新レポート(TUEV-Report 2018)によると、2016年7月~17年6月の1年間に行われた車検で重大な故障が見 […]

VWとグーグル、量子コンピューターで提携

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)と米グーグルは7日、ポルトガルのリスボンで開催された技術会議「ウェブサミット2017」(11月6~9日)で、従来のコンピューターを遙かに上回る計算能力を持つ量子コンピューターの研究

EVスマートの販売好調、2020年からすべてのモデルをEV化へ

独自動車大手ダイムラー傘下の超小型車ブランド「スマート」の電気自動車モデル「Eスマート」の販売がドイツ国内で予想以上に好調だ。スマートディーラー協会のフリードリヒ・マイヤー会長によると、今年3月に市場導入された「Eスマー

自動車大手4社、超急速充電インフラの合弁事業を始動

BMWグループ、ダイムラー、フォード・モーター・カンパニー、フォルクスワーゲン(VW)・グループ(アウディ、ポルシェを含む)の4社は3日、欧州に電気自動車(BEV)向けの高性能な急速充電インフラを整備するための合弁会社イ

BMW、ライプチヒで電気自動車の電池を使った蓄電施設を稼働

独自動車大手のBMWグループはこのほど、ドイツのライプチヒ工場の敷地内に建設した蓄電施設の操業を開始した。同施設は、BMWの電気自動車「i3」の使用済み蓄電池を最大700個設置することができる。ただ、「i3」は発売からま

ダイムラー―デジタルサービス事業者を買収―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は6日、デジタルサービス事業者の独CINTEOを買収したうえで社名をメルセデスベンツ.ioに改めたと発表した。単なる自動車メーカーからインターネットを活用したモビリティサービス

フォルクスワーゲン―量子コンピューターでグーグルと協業―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は7日、量子コンピューターの分野で米IT大手グーグルと協業すると発表した。グーグルの量子コンピューターを利用して渋滞緩和・解消、新素材、自動運転実現の前提となる先

VW

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が中国市場向け格安ピックアップの投入を検討している。商用車部門を統括するアンドレアス・レンシュラー取締役が経済誌『マネージャー・マガチン』のインタビューで明らかにしたもので、電気自

10月乗用車新車登録3.9%増加、ディーセル車は18%減に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した10月の乗用車新車登録台数は27万2,855台となり、前年同月比で3.9%増加した。マイカーとしての登録が9.8%増えて、全体をけん引した格好。1~10月の新車登録台数は288万4

アウディがA8をリコール、NOxの過剰排出で

高級車大手の独アウディは2日、旗艦モデル「A8」のディーゼル車を対象にリコール(無料の回収・修理)を実施すると発表した。窒素酸化物(NOx)の排出量が基準を大幅に上回ることが内部調査で判明したためで、ソフトウエアをアップ

VWが風洞試験センター開設

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は6日、本社所在地ヴォルフスブルクに新たな風洞試験施設「風洞効率センター(WEZ)」を開設した。最新の技術を投入しており、同社は開発コストと時間の低減につなげる考えだ。 WEZは「

BMW、電気自動車「i3」の累計生産が10万台に

独自動車大手のBMWは10月26日、ドイツのライプチヒ工場で電気自動車「i3」の累計生産が10万台に達したと発表した。BMWは「i3」を2013年に発売した。主要部品はドイツのディンゴルフィング工場とランツフート工場から

BMW、販売地域の人事など発表

独自動車大手のBMWグループは10月25日、新しい販売地域戦略を発表した。アジア・大平洋地域(中国を除く)と欧州・アジア・アフリカの間にある地域(中東、ロシア、欧州一部地域)のトップ人事を発表し、今後の成長が予想される両

BMW

独自動車大手のBMW は10月23日、ドイツのデュッセルドルフ空港からプラグインハイブリッド車「BMW 225xe iパフォーマンス・アクティブツアラー」を18台受注したと発表した。年内に納車する予定。デュッセルドルフ空

AVL、シュツットガルトのテクニカルセンターを拡張

オーストリアのパワートレインエンジニアリング会社AVLはこのほど、ドイツのシュツットガルトにあるテクニカルセンターを拡張した。今後も増加が予想される高度な技術要求と試験需要に対応するのが狙い。昨年1月にオープンしたテクニ

フォルクスワーゲン―利益率見通し引き上げ―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は10月27日の決算発表で、売上高営業利益率(特別費計上前のEBITベース)が当初予想の6.0~7.0%をやや上回るとの見通しを明らかにした。1-9月期の実績が7

独自動車業界のR&D投資は年390億ユーロに

独自動車工業会(VDA)のマティアス・ヴィスマン会長は10月25日に開催された『ハンデルスブラット』紙のシンポジウムで講演し、独自動車業界の研究開発投資が年390億ユーロを超えることを明らかにした。日本と米国の自動車業界

独アウディ、25年から全モデルを電動化

独自動車大手アウディのルーパルト・シュタートラー社長は独日刊紙『ウェルト』(24日発行)に、2025年以降に発売する新モデルにはすべて、電気駆動システムを搭載する方針を明らかにした。SUVモデルの人気が高く、今後さらに販

BMW、中国に電池工場を開設

独自動車大手のBMWグループは24日、中国の提携先である華晨中国汽車(Brilliance)と共同で、瀋陽に電池工場「ハイ・ボルテージ・バッテリー・センター」を開設した。同工場で生産した電池は、BMWと華晨中国汽車の合弁

独保険会社R+V、フランクフルト空港で自動運転車を試験

独保険会社のR+Vフェアジッヒャルングは20日、フランクフルト空港の運営会社フラポートの協力を得て、自動運転車の実証試験を実施すると発表した。自動運転車に関する研究プロジェクトの一環で、自らデータを収集し、自動運転車のリ

独ダイムラー、交換用電池を使用した蓄電システムを稼働

独自動車大手のダイムラーは23日、交換用の電気駆動車用バッテリーモジュールを使用した定置用蓄電システムが操業を開始したと発表した。ダイムラーによると、交換用電池は、性能を保持するため、在庫として保管中も定期的に充放電を行

ドイツ鉄道、自動運転バスの公道運行を開始

ドイツ鉄道(DB)は25日、ドイツ南東部のバート・ビルンバッハにある保養地で小型の自動運転バスの公道運行を開始した。町の中心部から公衆浴場までの約700メートルを2台が走行する。バスには緊急時の運転に対応する乗員1人が乗

Daimler

独自動車大手のダイムラー は19日、ロンドン交通局(TfL)がまとめた同市におけるタクシー・ライセンス件数に関する調査で、2017年1~9月の累計でメルセデスベンツのミニバン「ヴィトー・タクシー」が625台と最も多かった

フォルクスワーゲン―中印に低価格車投入へ―

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が中国とインド市場に低価格車を投入する方向で動いている。VWグループ関係者への取材をもとに『ハンデルスブラット』紙が18日に報じたもので、遅くとも2020年までに市

アウディ―エンジン車から撤退―

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社アウディがエンジンのみを動力源とする新モデルの生産を2025年で停止する。ルーパート・シュタットラー社長の発言として24日付『ヴェルト』紙が報じたもので、同年以降の新車は電気自動車

BMW―中国に電池工場開設―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)は24日、中国合弁社BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)が瀋陽に自動車用リチウムイオン電池工場を開設したと発表した。電池は近隣にあるBBAの完成車工場で「5シリーズ」のプラグイ

オペル―親会社PSAがスリム・効率化を要求―

仏自動車大手PSAは8月に買収した独同業オペルに対し組織のスリム化と効率アップを要求する考えだ。カルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)は『ヴェルト紙』のインタビューで、オペルの組織はスマートでなく、事業プロセスも効率

ダイムラーがカルテル制裁の免除を欧州委に申請

独自動車大手ダイムラーのボード・イッバー取締役(財務担当)は20日、同社を含む独自動車大手5社が違法なカルテルを結んでいた疑いが持たれている問題で欧州連合(EU)の欧州委員会に制裁免除を申請したことを明らかにした。メディ

自動運転バスの実用試験、フランクフルト空港で実施

独自動車保険3位のR+Vは20日、自動運転シャトルバスの実用試験をフランクフルト国際空港で実施すると発表した。自動運転車が近い将来、実用化されることを見据えた取り組みで、包括的なデータを収集したうえで、今後の商品開発に反

独自動車業界でカルテルの疑い、欧州委がBMWに立ち入り調査

欧州委員会は20日、EU競争法で禁止されたカルテル行為に関与した疑いがあるとして、ドイツの自動車メーカーに抜き打ちで立ち入り調査を実施したと発表した。欧州委は疑いの詳しい内容や対象企業の具体名を明らかにしていないが、ロイ

ダイムラーが持ち株会社に、全部門を分社化

独自動車大手の独ダイムラーは16日、すべての事業部門を自立した子会社とし、本体を持ち株会社化する計画を明らかにした。市場と顧客ニーズの変化に柔軟かつ迅速に対応できる体制の構築が狙いで、ディーター・ツェッチェ社長は「競争力

VW、新興国向け低価格車を開発

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は新興国向けの低価格車の開発を進めている。中国とインドでそれぞれ開発し、遅くとも2020年までに市場投入する計画。18日発行の独経済紙『ハンデルスブラット』が同社筋から得た情報とし

VW、テスラに対抗する電気自動車の開発を計画

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は、米国でVWブランドから、米電気自動車メーカーのテスラに対抗するモデルを市場投入する計画だ。VWグループのヘルベルト・ディース取締役(VWブランド担当)が独業界紙『オートモビルボ

ドイツポストDHL、ストリートスクーター500台を受注

独郵便・物流大手のドイツポストDHLグループは17日、子会社ストリート・スクーターが、同国の協同組合銀行GLSバンクおよびリース会社COMCOの2社から電気駆動の配送車「ストリート・スクーター」500台を受注したと発表し

VW

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW) は、インド市場におけるVWブランドの市場シェアを現在の1.5%から2倍の3%に拡大する目標を掲げている。VWのインド法人の乗用車事業の責任者であるシュテフェン・クナップ氏が『イン

Hubject

ドイツの自動車大手や電力会社などが設立したジョイントベンチャーHubject は16日、米国と中国にも事業を拡大すると発表した。Hubjectは、異なる事業者が運営する充電インフラを連携するオープン方式の法人向け(B2B

Daimler

独自動車大手のダイムラー は13日、傘下のメルセデスベンツのブラジル現地法人が、ブラジル保健省が実施した入札で、救急車800台を納入する大型受注を獲得したと発表した。納入するのは主力バンの「スプリンター」で、800台のう

VWがグループの部品事業を統合、外部販売も視野に

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)がグループの部品生産事業を統括する新部門を設置する。経済紙『ハンデルスブラット(HB)』が広報担当者の確認を得た情報として11日に報じたもので、重複業務の削減などを通して効率アップ

ダイムラー―持ち株会社化―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は16日、すべての事業部門を法的に自立した子会社へと改め、同社本体を持ち株会社化する計画を明らかにした。市場と顧客ニーズの変化に柔軟かつ迅速に対応できる体制の構築が狙いで、ディ

BMW―中国で合弁交渉、ミニ生産に向け―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が小型車ブランド「ミニ」の中国生産に向けて現地同業・長城汽車と交渉を進めている。ブルームバーグ通信が報じ、両社が追認したもので、合弁会社を設立する方向だ。交渉がまとまれば欧州域外で初めて

フォルクスワーゲン―VWブランドで販売店削減へ―

自動車大手フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)のVWブランド乗用車部門は10日、ミュンヘンでディーラーを対象とした説明会を開き、欧州の契約販売店の大幅削減方針を打ち出した。デジタル化の進展で販売店の利益がこれまで

ドイツ鉄道―自動運転EVの乗合サービスでプロジェクト―

ドイツ鉄道(DB、ベルリン)は11日、自動運転電気バスを利用した乗合サービスのコンセプトを発表した。基礎自治体や公共交通事業者向けに同サービスを開発する考えで、今後のパイロットプロジェクトと規制動向を踏まえて事業の本格展

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