中東欧エネルギー業界の動き

トルコの太陽光発電プロジェクト、12月に入札実施

トルコのアルバイラク・エネルギー天然資源相は20日、コンヤ県カナプラム郡に設置する太陽光発電所の入札を12月に実施すると発表した。出力は世界最大級の1,000メガワットで、年間発電量170万メガワット時を見込む。落札価格 […]

三菱日立パワーシステムズ、ウズベキで発電施設受注

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は19日、三菱商事と共同でウズベキスタン電力公社のウズベクエネルゴからガスを燃料とする熱電併給施設の建設を受注したと発表した。首都タシケントの南西約360キロメートルに位置するナヴォイ

ロスネフチ、印製油大手を130億ドルで買収

ロシア石油最大手の国営ロスネフチ率いる企業連合は15日、インド製油大手エッサール・オイルを買収することで合意した。株式98%を約130億米ドルで取得する。双方はロシアのプーチン大統領が第8回新興5カ国(BRICS)首脳会

独シーメンス、クロアチアから風力発電設備を受注

電機大手の独シーメンスは11日、クロアチアの投資会社ポスタク(Postak D.O.O.)から陸上風力発電設備を受注したと発表した。総出力は44.2メガワットで、設置・納入のほか期間14年の保守契約も結んだ。契約額は明ら

ロスネフチ、バスネフチ過半数株取得へ

ロシア政府は10日、中堅石油会社バシネフチの政府保有株50.755%を業界最大手ロスネフチに3,297億ルーブル(53億米ドル)で売却すると発表した。取引額は評価額(47億ドル)を大きく上回る。 政府は当初、民間企業であ

ロシア政府、バシネフチ民営化手続きを再開

ロシアのウリュカエフ経済相は3日、中堅石油企業バシネフチの部分民営化を早期に実施する方針を明らかにした。8月中旬に経済・政治への影響を理由として計画を凍結してから、わずか2カ月足らずで決定を撤回した形だ。背景に財政のひっ

アゼルバイジャン、2020年からブルガリアに天然ガスを供給

アゼルバイジャン政府は先ごろバクーで開かれたブルガリアとの政府間会合で、整備中のブルガリア天然ガス中継基地(ハブ基地)「バルカン」に2020年から天然ガスを供給することで合意した。また、国営石油会社ソカール(SOCAR)

英BP、ハンガリーに第2のサービスセンター開設

英石油大手BPがハンガリー南部のセゲドに新グローバルビジネスサービスセンター(GBS)を開設する。シーヤールト外務貿易相が9月26日明らかにしたもので、投資額は80億フォリント(約2,600万ユーロ)。そのうち19億フォ

チェコの太陽光発電企業、ドイツにプラント建設

チェコの太陽光発電事業者ソーラーグローバルは先ごろ、ドイツに同社初となる発電施設を設置する計画を明らかにした。チェコとの国境に近い中西部のシェーンバルトに659.1キロワットピーク(KWp)の発電容量を持つ太陽光発電施設

欧州復興開発銀、ブルガリアの天然ガス基地事業を支援

欧州復興開発銀行(EBRD)のチャクラバルティ総裁は19日、ブルガリアが天然ガス輸送の中継地点(ハブ基地)を整備する事業に対して、金融支援を行う方針を示した。同プロジェクトの事業費は15億ユーロと推定されている。 ブルガ

石油メジャーの英蘭系シェル、無人油田基地でロボット導入

英蘭系石油大手のシェルは、今月24日から生産が再開されるカザフスタンのカスピ海カシャガン油田の無人基地で、遠隔操作が可能な設備監視・点検ロボット「センサボット」を導入する。爆発の危険がある環境での作業に投入することで、人

東芝、トルコから地熱発電設備を受注

東芝は13日、トルコ電力大手ゾルルエナジー(Zorlu Enerji)の地熱発電所向けに出力約5万キロワットのフラッシュ型発電設備を受注したと発表した。取引金額は明らかにされていない。同国での地熱発電システムの受注はこれ

「トルコ・ストリーム」加速へ、ガスプロムとトルコが合意

ロシア国営ガス会社ガスプロムのアレクセイ・ミレル最高経営責任者(CEO)は8月31日、訪問先のトルコで同国のアルバイラク・エネルギー天然資源相と会談し、トルコ向け新パイプライン敷設計画「トルコ・ストリーム」を加速させるこ

トルコ・中国首脳会談、原子力分野などで提携

トルコのエルドアン大統領は3日、主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するために訪れた杭州で中国の習近平国家主席と会談し、テロ対策およびエネルギー・インフラ分野における協力深化で合意した。両首脳の立会いのもと、原子力

ロスアトム、サウジアラビアに原子炉16基の建設を提案

ロシア原子力公社(ロスアトム)は5日、サウジアラビアに原子力発電所の建設で協力を申し出たと発表した。サウジアラビアが進めるインフラ整備計画に沿うもので、原子炉16基を設置する内容だ。また、両国エネルギー相は主要20カ国・

ガスプロム、上期は11.3%減益

ロシア国営ガス会社のガスプロムが8月30日発表した2016年6月中間期の最終利益は6,072億ルーブル(84億ユーロ)となり、前年同期から11.3%後退した。売上高はやや増加したが、コスト増大が響いて収益が悪化した。 売

トルクメニスタン、欧州への天然ガス輸出に積極姿勢

トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領は29日、訪問中のドイツにおけるメルケル首相との共同記者会見で、欧州連合(EU)への天然ガス輸出を希望していることを明らかにした。すでに欧州委員会と交渉に入っており、メルケル首相

トルコのエネルジサ、配電事業に15億ドル投資へ

トルコのサバンジュ・グループとドイツのエーオンの合弁電力会社であるエネルジサ(Enerjisa)が、2020年までの5年間で配電事業に総額45億リラ(約15億米ドル)を投じる計画だ。今年は投資総額20億リラ(6億7,00

ポーランドの民間エネルギー会社、洋上風力発電所建設へ

ポーランド・クルチクグループのエネルギー企業ポルエナジア(Polenergia)がバルト海に欧州最大級の風力発電パークを建設する。2期に分けて工事を行い、合計120メガワットの発電能力を整備する。投資規模は50億ユーロ弱

チェコ、太陽光発電を再振興

チェコで太陽光発電が復活する兆しを見せている。政府の助成策により大幅に増加してきた同国の太陽光発電は、2013年以降の政府の政策転換により投資が手控えられていた。しかし、バッテリーの性能向上により、家庭やオフィスビルに広

ガスプロム、1-3月期は5.1%減益

ロシア国営ガス会社のガスプロムが10日発表した2016年1-3月期決算の純利益は3,623億ルーブル(約50億ユーロ)となり、前年同期から5.1%減少した。燃料価格の低迷に加え、ウクライナ向け輸出量の減少が響いた。 売上

ロスネフチ、4-6月期は33%減益

ロシア石油最大手の国営ロスネフチが15日発表した2016年4-6月期決算の純利益は890億ルーブル(約12億4,000万ユーロ)となり、前年同期の1,340億ルーブルから33.6%減少した。原油価格の低迷が響いた。 売上

ポーランド、原発建設方針を維持

ポーランド政府は同国初の原発建設計画を継続する意向だ。モラビエツキ副首相兼開発相が今年2月に提出した経済開発計画では、現在電源の主力となっている石炭に加え原子力の利用を推進する方針が示されている。政府は従来から検討されて

豪投資銀行、スロバキアのエネルギー企業に出資

豪投資銀行マッコーリーがスロバキアのガスインフラ会社EPインフラストラクチャ(EPIF)に資本参加する。4日付の現地日刊紙『SMEデイリー』が消息筋の情報として伝えたもので、株式3分の1を取得すると見られる。ただ、EPI

トルコのエネ大手、マダガスカルと合弁で発電所を整備

トルコの電力デベロッパーであるアクサ・エナジー(Aksa Energy)は8日、マダガスカル国営電力水道会社Jiramaと合弁で、マダガスカルに重質燃料油(HFO)火力発電所(出力120メガワット)を整備すると発表した。

シェル、ラトビア小売市場に再参入

英蘭石油大手のロイヤル・ダッチ・シェルがラトビアの小売市場に再参入する。首都リガでシェルブランドのガソリンスタンドがこのほど営業を開始したのを始め、年内に10店舗を整備する計画だ。 シェル・ガソリンスタンドを運営するのは

米ウエスチングハウス、ウクライナに核燃料工場を設置

東芝の子会社で原子力事業を手がける米ウエスチングハウスがウクライナで核燃料工場を設置する。ロシアへの燃料依存を弱めるウクライナ政府の政策に基づくもので、同国原発への供給を強化する。 ウクライナは核燃料の95%近くをロシア

シーメンス、TAPパイプライン向け圧縮トレイン受注

独電機大手シーメンスは先ごろ、アドリア海横断パイプライン(TAP)の事業会社TAPコンソーシアムから天然ガス圧縮トレインを6基受注したと発表した。同トレインは出力15メガワットのガスタービン「SGT-400」で駆動する。

ハンガリーMOLがクロアチアのガス田で試掘開始

ハンガリーの石油・ガス最大手MOLは28日、クロアチア北部のメジムリェにある天然ガス田2カ所で現地子会社INAが試掘作業を開始したと発表した。総額6,400万米ドルのメジムリェ鉱区開発プロジェクトの一環。当初の生産量は2

エストニア電力、ポーランド電力小売市場に来年参入

エストニア電力(Eesti Energia)は来年、ポーランド電力小売市場に参入する方針だ。バルト海沿岸諸国での小売事業を強化する新しい戦略行動計画に基づき決定した。15日付の現地英字紙『バルティック・コース』が伝えた。

トルコとイスラエル間のガスパイプライン計画が再浮上

トルコとイスラエルが先月28日に関係正常化で合意して以来、両国を結ぶ天然ガスパイプラインの建設計画が再び注目を集めている。トルコでは新たなガス関連事業や建設需要が期待され関連企業の株価が上昇する一方、領海を接し民族対立を

シェブロン、カザフで石油増産へ

米石油大手シェブロンは5日、カザフスタンのテンギス油田拡張のため368億ドルを投資する方針を明らかにした。原油価格の低迷を理由に石油各社は大規模開発を躊躇し、投資を抑制してきたが、同社は既存油田の開発を進めることでコスト

墺OMVと仏パワーネクスト、合弁会社設立

オーストリアのエネルギー大手OMV傘下の天然ガス取引市場運営会社セントラル・ユーロピアン・ガスハブ(CEGH)と、フランスの電力取引所パワーネクストは20日、合弁会社を設立することで合意したと発表した。 新会社はウィーン

三菱日立、コソボの火力発電事業に関心

コソボ経済省は21日、三菱日立パワーシステムズ(MHPS)が同国の石炭火力発電所建設事業参加に関心を示していることを明らかにした。同社の欧州事業関係者がスタヴィレッチ経済開発相を訪問し、コソボのエネルギー開発プロジェクト

ルクオイル、欧州下流事業の売却を検討

ロシアの民間石油大手ルクオイルが欧州の下流事業売却を検討している。事業の軸足を製油・販売事業から探索・開発事業へ移すためで、中期的に関連資産の一括・部分売却あるいは分社化して上場するなどの基本戦略を決定する見通し。イタリ

プーチン大統領、ロスネフチ株の売却先に中印を希望

ロシア政府が保有する石油最大手ロスネフチの株式19.5%を売却する計画をめぐり、プーチン大統領は中国、インド政府への売却を希望しているもようだ。売却を急ぐことで、今年の議会選および2018年の大統領選をにらみ財政均衡を図

ノルウェー国営電力、トルコ水力発電事業を売却

ノルウェーの国営電力大手スタットクラフトは13日、トルコ南東部に建設中の水力発電所を売却すると発表した。年内に手続きを完了させたい意向だ。 対象となるのはボタン川で着工したチェティン発電所。今年2月、トルコ軍とクルド労働

ロスネフチ、1-3月は74%の大幅減益

ロシア石油最大手の国営ロスネフチが8日発表した2016年1-3月期の純利益は140億ルーブル(約1億9,000万ユーロ)となり、前年同期の560億ルーブルから73.6%減少した。原油価格が過去13年間で最低水準をつけるな

ガスプロム、キルギスのパイプライン建設に15億ドル投資

ロシアのメドベージェフ首相は6日、国営ガス会社ガスプロムが中央アジアのキルギスタンで天然ガスパイプライン建設事業に投資すると発表した。2030年までに約1,000億ルーブル(約16億ドル)を投じる予定で、そのうち3分の1

ルーマニア天然ガス企業に立ち入り調査、輸出制限の疑いで

欧州委員会は7日、ルーマニアの複数の天然ガス関連企業がEU競争法に違反している疑いがあるとして、関係各社に立ち入り調査を実施したと発表した。対象企業の具体名は公表していないが、国営ガス会社ロムガスなど3社が調査を受けたこ

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