スウェーデンのベアリング大手SKF は3月18日、航空エンジン大手のCFMインターナショナルが開発中の「LEAPエンジンプログラム」向けに、主軸とギアボックスベアリングを供給すると発表した。「LEAPエンジン」は高バイパス航空ターボファンを特徴とする航空機用の次世代エンジンで、SKFは一貫してその開発に関わってきた。今回SKFが提供するセラミックを使用したハイブリッド主軸もLEAP向けに開発したもので、エンジンの軽量化や騒音の低減、燃費向上に貢献する。二酸化炭素(CO2)排出量は、先代モデル「CFM56」と比べ最大16%の削減が期待できるという。LEAP系のエンジンは、エアバス「A320neo」、ボーイング「737MAX」、中国商用飛機「C919」への搭載が決まっている。