アラブ首長国連邦(UAE)のエチハド航空と独エア・ベルリンのコードシェア便、計83便のうち31便の運行を15日以降認めないとした独連邦交通省と連邦航空庁(LBA)の決定を不服として両社が提訴していた係争で、2審のリューネブルク高等行政裁判所は14日、1審決定を破棄し原告部分勝訴を言い渡した。これにより両社は同31便のうち26便を冬季シーズンが終了する3月26日まで運行できるようになった。
エア・ベルリンとエチハドはコードシェア便を計83便、運行している。交通省傘下の連邦航空庁(LBA)はこのうち31便がドイツとアラブ首長国連邦の航空協定に合致していないとして2014年秋に承認しない方針を通告した。最終的には特例措置として承認したものの、同措置の期限を今年1月14日までに制限。15日以降は認めないことを決定した。
原告2社は1審で敗訴したものの2審のリューネブルク高等行政裁は、国際線についてはドイツとUAEの航空協定に合致しているとして26便の運航を認める決定を下した。国内線合わせて5便に関しては同協定に抵触するとして、15日以降の運行は認められないとの判断を示した。