BMW―中国に新エンジン工場開設、将来はPHV用電池も生産へ―

自動車大手の独BMW(ミュンヘン)は22日、中国同業・華晨汽車(Brilliance)との現地折半合弁・華晨宝馬汽車(BBA)がエンジン工場を瀋陽に開設したと発表した。同国の自動車市場には陰りが出ているものの、BMWのオリバー・ツィプセ取締役(生産担当)は「新エンジン工場は中国市場への強い決意を示すものだ」と明言。同市場の今後に期待感を示した。

新エンジン工場は軽金属鋳造所を併設しており、アルミベースの軽量な3気筒、4気筒ガソリンエンジンを生産。出来上がったエンジンは市内の大東区と四平市鉄西区にある完成車工場に出荷する。生産能力は両完成車工場の生産台数に合わせて調整する考えで、現在は30万基となっている。エンジンはモジュールシステムで生産するため、シナジー効果を見込める。

新エンジン工場の敷地内では将来、プラグインハイブリッド車(PHV)用の電池も生産する予定だ。

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