ドイツ鉄道―小包市場に参入へ―

ドイツ鉄道(DB、ベルリン)のリューディガー・グルーベ社長は19日、英ロイヤルメールの蘭小荷物配達子会社GLSと提携することを明らかにした。業績不振の鉄道貨物子会社DBシェンカーのテコ入れを図る考えで、今春から小包輸送事業をGLSと共同で開始する。

GLSは配達を担当、DBシェンカーはそれ以外の輸送を引き受ける。インターネット通販市場の急成長を背景に小包需要が伸びていることを追い風に利用する考えで、まずはドイツで同事業を開始。その後は漸次、他の欧州諸国にも拡大していく。

メディア報道によると、DBシェンカーは昨年、1億ユーロのケタ台の赤字を計上したもよう。

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