電通、チェコのデジタル広告代理店を買収

電通は9日、海外事業を統括する英国の電通イージス・ネットワークを通じて、チェコのデジタル広告代理店アドエクスプレスを完全買収すると発表した。デジタル領域のサービスを強化し、中東欧市場での競争力を高める。

電通によると、アドエクスプレスは2008年に創業。デジタル広告分野での戦略策定とプランニング、広告枠買い付けなどのサービスを提供する。傘下にデジタル広告を手掛けるビストロ、ソーシャルメディアでの広告展開を専門とするビストロ・ソーシャル、モバイル通信における広告戦略やアプリ開発を得意とするモバイル・インターネットを持つ。従業員は90名で、14年の売上高は6,100万コルナ(約2億8,000万円)だった。

電通傘下のカラが昨年9月発表した世界の広告費成長率予測によると、チェコの14年のデジタル広告費は前年比で5%増加した。15年、16年はいずれも7%の伸びが見込まれている。

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