独高級スポーツカーのポルシェは15日、エンジニアリングサービス子会社ポルシェ・エンジニアリング・グループがルーマニアのクルジュ=ナポカに子会社を設立したと発表した。デジタル関連の技術力を強化するための措置であり、ルーマニア子会社は自動車用のソフトウエア開発に取り組む。従業員数は今年末までに25人となる予定。
クルジュ=ナポカは大学都市で、欧州でもソフトウエア開発が最も盛んな地域のひとつとして知られている。多くのIT企業が同地域で起業しており、革新的なソフトウエア開発には、スタートアップ精神に満ちた理想的な環境であるという。
ポルシェ・エンジニアリング・グループは、ドイツのヴァイサッハに本社を置く。ドイツのビィーテッヒハイム・ビッシンゲンのほか、プラハ、上海に拠点があり、イタリア南部のナルド・テクニカルセンターには車両性能試験施設・サーキットがある。