欧州自動車工業会(ACEA)が3月23日発表した2016年2月の商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)における新車販売は16万62台となり、前年同月に比べ17.8%増加した。販売増加は14カ月連続。すべてのカテゴリーで前年同月を上回り、主要5カ国では、イタリア(30.4%増)、スペイン(17.6%増)、ドイツ(16.2%増)、フランス(13.9%増)が2ケタ増となり、英国も前年に比べ3.7%増加した。1~2月の累計は前年同期比15.4%増の32万833台となった。
2月のカテゴリー別の登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比16.9%増の13万1,799台となり、30カ月連続の販売増加を記録した。
3.5トン超の中・大型トラックは23.4%増の2万5,974台。主要5カ国すべてが2ケタの増加だった。16トン以上の大型トラックは22.2%増の2万1,052台。主要5カ国が2ケタ増だったほか、EU新規加盟国が30.4%増と好調だった。
バスは10.5%増の2,289台。主要5カ国では、イタリア(39.5%増)、スペイン(25.9%増)、ドイツ(27.6%増)、フランス(23.2%増)が大幅な2ケタ増となったが、英国は19.8%減と低迷した。