BASF―100%天然繊維自動車用ルーフフレームを共同開発―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は6日、自動車用内装部品製造のIAC(インターナショナル・オートモティブ・コンポーネンツ・グループ)と共同で100%天然繊維製の自動車用ルーフフレームを世界で初めて開発したと発表した。今月から予約販売が始まったメルセデス・ベンツ「Eクラス」の新モデルに搭載される。

BASFの水性バインダー「アクロデュア」を用いることでルーフフレームに必要な強度と耐熱性を確保した。同バインダーは天然繊維やコルク・靭皮などの木片との相性がよく、幅広い分野に投入できる。

両社が共同開発したルーフフレームは金属製の従来型フレームに比べ重量が40%軽い。このため車両の軽量化と二酸化炭素(CO2)の排出削減につながる。

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