シーメンス―エマソンから事業買収も―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が米同業エマソン・エレクトリックのネットワークパワー事業を買収する方向で交渉しているとの観測が浮上している。ロイター通信が消息筋の情報として5日報じたもので、両社は報道内容へのコメントを控えている。交渉は初期段階にあるうえ、プラチナム・エクイティなどの投資会社も買収に関心を示していることから、シーメンスによる買収は実現しない可能性もあるという。

エマソンは昨年6月、ネットワークパワー事業からの撤退方針を打ち出した。経営資源を工場オートメーション機器分野に絞り込む考えだ。

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