BASFが大幅減収、石油安と事業売却響く

化学大手の独BASFが4月29日発表した2016年1~3月期(第1四半期)決算の売上高は前年同期比29%減の142億800万ユーロと大幅に落ち込んだ。天然ガス販売・貯蔵事業の売却と石油価格の急落を受けて石油・天然ガス部門が88%の減収となったことが響いた。化学関連の部門もすべて売上減となっており、基礎化学品は19%落ち込んだ。

純利益は18%増の13億8,700万ユーロに拡大した。石油・天然ガス部門の不振などを受けて税負担が軽減されたことが大きい。

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