7月インフレ率、エネルギーを除いたベースで1.3%に

ドイツ連邦統計局は12日、7月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が0.4%、前月比が0.3%で速報値と変わりがなかった。最大の物価押し下げ要因であるエネルギーを除いたインフレ率をみると、前年同月比は1.3%となり前月から0.2ポイント上昇。前月比は0.3%で、前月の0.1%を0.2ポイント上回った。

エネルギー価格は前年同月比マイナス7.0%となり、下げ幅は前月の6.4%から0.6ポイント拡大した。下落幅は暖房用灯油で18.0%、自動車燃料で11.5%、天然ガスで2.9%だった。電力は0.7%上昇した。

エネルギー以外では乳製品の下落幅が大きく、6.8%下がった。牛乳の供給過剰が背景にある。このほか、レギュラーコーヒーで5.3%減と低下率が大きかった。

一方、野菜は8.6%上昇。じゃがいもは18.3%高くなった。果物は6.2%、魚・水産加工品は3.6%の幅で上昇した。

サービスは1.4%上昇した。保険が3.0%上昇。物価に占める比重の大きい家賃も1.1%高くなった。

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