スウェーデンの乗用車大手ボルボ・カーズと同国の自動車安全システム大手オートリブは6日、自動運転のソフトウエアを開発する合弁会社を設立すると発表した。ボルボ車が採用する先進型の自動運転支援システム(ADAS)、自動運転(AD)システム用ソフトの開発を進める。
合弁会社(社名は未定)はイエーテボリに本社を置く。来年初めの業務開始を予定している。ADAS用ソフトは2019年、ADシステム用ソフトは21年の供給開始を目指す。当初の従業員は約200人だが、中期的には600人以上に増強する計画だ。
開発したソフトはオートリブを通じて他の自動車メーカーにも供給する。同事業の収益はボルボ・カーズとオートリブが分け合う。
自動運転技術の開発でしのぎを削る自動車業界では、同分野で提携する動きが活発化しており、ボルボ・カーズは8月、米ウーバーテクノロジーズと自動運転車を共同開発すると発表していた。