8月インフレ率、エネルギーを除いたベースで1.1%に

ドイツ連邦統計局は13日、8月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が0.4%、前月比が0.0%で速報値と変わりがなかった。最大の物価押し下げ要因であるエネルギーを除いたインフレ率をみると、前年同月比は1.1%で前月から0.2ポイント低下。前月比は0%で、前月を0.3ポイント下回った。

エネルギー価格は前年同月比マイナス5.9%となり、下げ幅は前月の7.0%から1.1ポイント縮小した。下落幅は暖房用灯油で15.0%、自動車燃料で9.1%、天然ガスで3.1%だった。電力は0.7%上昇した。

エネルギー以外では乳製品の下落幅が大きく、6.4%下がった。牛乳の供給過剰が背景にある。このほか、コーヒー・茶・カカオが4.1%、靴(ケア用品を含む)が2.0%、衣料品が1.8%それぞれ落ち込んだ。

一方、野菜は5.3%の上昇で、じゃがいもは10.9%高くなった。果物はプラス4.2%。このほかオリーブ油(+8.3%)とバター(+7.8%)で上げ幅が大きかった。

サービスは1.3%上昇。保険は2.8%高くなった。

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