アウディ―中国IT3社と提携、コネクテッドカーで―

独フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社アウディ(インゴルシュタット)は11日、コネクテッドカーの分野でアリババなど中国のIT大手3社と提携することで基本合意したと発表した。現地法人のヨアヒム・ヴェドラー社長は「中国はデジタル技術の主要市場の1つとなった」と述べ、同国が車両販売のほか、先進技術の投入でも重要になっていることを強調した。

アリババとはすでにリアルタイム交通情報の分野で提携している。今後はさらに、高精細な3D地図の分野に協力関係を拡大する。

アウディはこのほか、ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)、検索エンジン大手の百度(バイドゥ)とも提携する。スマートフォンとテレマティクス装置を連動させるバイドゥのシステム「バイドゥ・カーライフ」をアウディ車に搭載。また、美容院やコンサートの予約など幅広いサービスを行うテンセントのアプリ機能をアウディ車で利用できるようにする。

バイドゥとはアウディの競合BMWがすでに提携。自動運転プロジェクトを展開している。

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