SAP―独5拠点を閉鎖へ―

ソフト大手のSAPがドイツ本国の拠点を整理統合する。事業効率の引き上げるためで、来年末までに計5拠点を閉鎖。影響を受ける従業員には他の拠点への転勤を促す。経済誌『ヴィルトシャフツボッヘ』が8日、オンライン版で報じた。

閉鎖するのはゲッチンゲン、ベンスハイム、ラウンハイム、メルフェルデン・ヴァルドルフ、ダルムシュタットの5拠点で、計520人が勤務している。

ゲッチンゲンの拠点は統合ソフト開発の独クロスゲート買収(2011年)に伴い取得したもので、雇用規模は約100人。SAPは同誌の問い合わせに「クロスゲート製品の更なる開発を行わない」ことが同拠点閉鎖の理由だと説明した。該当する従業員にはヴァルドルフ本社での勤務を提示する考えで現在、交渉を進めている。

残り4拠点の社員はヴァルドルフかフランクフルト近郊のエッシュボーンで勤務することになる。

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