ドイツ中部のエアフルトとエーベンスフェルトを結ぶ計107キロの区間で9日、高速鉄道ICEの新路線開通を祝う記念走行が行われた。10月中旬から試験走行が始まり、来年末のダイヤ改正後に商業運転を開始する予定だ。これによりベルリン~ミュンヘン間の運行時間は現在の6時間強から4時間へと大幅に短縮される。
投資総額は38億ユーロ。エアフルトとエーベンスフェルトの間には山岳地帯「テューリンゲンの森」があることからトンネルを22カ所、掘削。陸橋は29カ所に上る。同区間内の標高も最高603メートルと高く、工事の技術的な難度は高かった。