北海の風力発電パーク、上半期送電量が倍増

北海の風力発電パークからドイツ本土に送電された電力の量が今年上半期は5.18テラワット時(TWh)に達し、前年同期の2.3倍に拡大した。同送電を担当する送電会社テンネットが9月29日に明らかにしたもので、国内の風力発電総量(41.1TWh)に占める割合は前年同期の6.3%から12.6%へと拡大した。洋上風力発電はこれまで、設置難航が響いて発電総量が少なかったが、試行錯誤を経て設置のノウハウを獲得したことから発電量が急速に増えている。

ドイツ政府が洋上風力発電の国内総容量を2020年までに6,500メガワット(MW)に拡大する目標を設定している。テンネットはすでに本土への送電容量で4,305MWを実現。19年末には7,100MWに拡大する見通しのため、政府目標通りに洋上風力発電が拡大しても十分に対応できるとしている。

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