英政府統計局が27日発表した2016年7~9月期の国内総生産(GDP、速報値)は前期比0.5%増となり、15四半期連続でプラス成長となった。伸び率は前期の0.7%から鈍化したものの、市場予想の0.3%を上回った。前年同期比では2.3%増だった。
分野別では英経済の柱であるサービス業が前期比0.8%増となった。一方、製造業は1%減、建設業は1.4%減と振るわなかった。
今回のGDP統計は、英国が6月の国民投票でEU離脱を決めてから初となるもので、結果が大きな注目を集めていた。堅調を維持したことで、これまでのところ離脱問題が経済に大きな悪影響を及ぼしていないことが確認された格好となる。