洋上風力発電で世界最大手のドン・エナジー(デンマーク)は2日、石炭火力発電事業から撤退すると発表した。再生可能エネルギーの利用を促進する戦略の一環。これによって発電での化石燃料利用を打ち切ることになる。
同社は2006年から石炭火力発電の縮小を推進し、これまでに石炭消費量が73%減少。運営する石炭火力発電所は2カ所だけとなっている。これらも2023年までに閉鎖し、バイオマス発電に切り替える。
ドン・エナジーは発電から油田開発まで手がける総合エネルギー企業だが、脱化石燃料に舵を切っており、昨年に石油・ガス事業からの撤退を表明。発電での石油、ガスの利用も中止すると発表していた。