サムスン―ハイテク投資部門の欧州拠点ベルリンに開設―

韓サムスンがスタートアップ企業への投資を手がけるサムスン・ネクストの欧州統括拠点をベルリンに開設する。同拠点の責任者であるフェリックス・ペーターセン氏が12日、明らかにした。主にソフトウエア分野の企業を対象に投資を行っていく。

サムスン・ネクストは2013年の設立で、韓国、米国、イスラエルに事業拠点を持つ。これまでに60のスタートアップ企業に出資し、15社を買収した。欧州進出は初めてで、今後ロンドン、パリ、その他の欧州都市にも拠点を構える考えだ。

ペーターセン氏は、ドイツは製造業のデジタル化で大きな役割を果たす可能性が高いとの見方を示した。米国のスタートアップのなかには、自社の事業拡大で決定的に重要な顧客がドイツにあることから、本社をベルリンに移転する企業が複数あるという。ベルリンは同国で起業が最も活発な都市として有名。

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