ロボットタクシーの実用テスト、コンチネンタルが実施へ

自動車部品大手の独コンチネンタルは20日、人間が運転に一切関与しないロボットタクシーの実用試験を近く開始すると発表した。大都市での利用を想定したもので、フランクフルトの自社工場を利用してテストを実施。ロボットカーの安全性確保に必要な技術的な前提条件を明確化していく。

同社が開発した「CUbE」という名のロボットカーを用いて試験を実施する。フランクフルト工場は道路標識や交差点、横断歩道、縁石など都市交通と同様のインフラを備えていることから、白羽の矢を立てた。フランク・ジョルダン取締役(シャシー・安全技術担当)は、都市に乗用車があふれ渋滞が慢性化している現状を指摘。ロボットタクシーが普及すればこうした問題を解決できるとの見方を示した。

CUbEはContinental Urban mobility Experienceの略。9月のフランクフルト国際モーターショー(IAA)で公開される。

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