Advanced Active Cleaning System(AACS)

独自動車部品メーカーのロシュリング・オートモーティブが9月のフランクフルト国際モーターショー(IAA)で初披露した車載センサーなどの高機能洗浄システム。運転支援システムや自動運転システムに使われているカメラなどの光学センサーの汚れを洗浄し、安全で確かな運転を確保する。ヘッドライトやフロントおよび後部ガラス、後部ライトなどにも使用することができる。AACSの開発では、独電子部品メーカーのHelbakoと協力した。

同システムは、カメラやライダー(LiDAR)、レーダー、超音波センサーなどの車載センサーに雨や雪、泥などで付着した汚れを洗浄する。

ロシュリングの樹脂加工の技術とHelbakoの電子部品のノウハウを組み合わせた製品で、洗浄する場所に応じてポンプの圧力や水量を制御することができるデジタルコンセプトを特徴とする。

水温の管理も可能なため、洗浄力が高く、水の使用量を節約することができる。これにより、タンクの水を補充するインターバルを長く保つことができる。また、タンクは1つのみで、複数のタンクに水を補充する手間はない。

さらに、タンクの水量をセンサーで監視し、水量が少なくなると、優先順位が高い部分を優先的に洗浄し、限られた水を必要な場所に投入する。省エネにも重点を置いている。

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