独自動車大手のBMWは10月にドイツのアーヘンで開催された自動車およびエンジン技術に関する専門家会議「アーヘン・コロキウム」で、3気筒と4気筒の小型ディーゼルエンジンを発表した。気筒容量は1.5リットルと2.0リットルの2種類がある。同社の包括的なモジュール戦略を反映しており、小型のガソリンエンジンと部品の約30%を共通化、6気筒のディーゼルエンジンでは、部品の60%を共通化している。独業界紙『オートモビルボッヘ』が報じた。
同紙によると、BMWが今回発表した小型ディーゼルエンジンの開発に取り組んだ目的は、実際に自動車が道路を走る際の排ガス量を測定する「実走行排ガス試験(RDE)」への対応と、二酸化炭素(CO2)排出量をさらに4~5%削減することにある。
当該エンジンを最初に搭載するモデルは、BMW「X1」で、4気筒ディーゼルエンジンを搭載する。全輪駆動モデルでのトップ仕様の出力は140kW、トルクは400Nm、走行1キロメートル当たりのCO2排出量は123~127グラムになるという。