航空大手の独ルフトハンザ(フランクフルト)が15日発表した2017年12月期決算の純利益は前期比33.1%増の23億6,400万ユーロとなり、前期に引き続き過去最高を更新した。コスト削減やパイロット労組との新労使協定締結が奏功した格好。同協定の効果で営業利益(EBIT)は5億8,200万ユーロ押し上げられた。
売上高は355億7,900万ユーロで、前期を12.4%上回った。営業利益(EBIT、調整済み)は69.7%増の29億7,300万ユーロで、売上高に対する比率は前期の5.5%から8.4%へと上昇した。
今期は純利益で減少を見込む。経営破たんした競合エア・ベルリンの事業買収や燃料費の上昇が響く。燃料コストは7億ユーロの上昇を予想している。