仏車部品販売大手オートディス、IPOを凍結

フランスの自動車部品販売大手オートディスは5月23日、上場計画を凍結すると発表した。年内に新規株式公開(IPO)を実施する予定だったが、市況の悪化を受けて先送りすることを決めた。

同社は4月に上場目論見書を当局に提出。IPOによって時価総額が12億ユーロを超えると見積もられていた。

消息筋が英フィナンシャル・タイムズに明らかにしたところによると、オートディスに91%を出資する米投資会社ベイン・キャピタルが、最近の市況低迷で同社の評価額が下がることを懸念したことから、IPO凍結を決めたという。

オートディスは独立系の自動車部品販売会社。フランス、イタリアを中心とする西欧諸国で事業を展開している。2017年の売上高は前年比23%増の12億5,480万ユーロだった。

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