ユーロ圏の4~6月成長率、0.4%に上方修正

EU統計局ユーロスタットが14日発表したユーロ圏の2018年4~6月期の域内総生産(GDP、速報値)は前期比0.4%増となり、伸び率は速報値の0.3%から0.1ポイント上方修正された。ドイツ経済が堅調で、前期と同水準の成長を維持した。(表参照)

前年同期比の伸び率は2.2%で、こちらも速報値から0.1ポイントの上方修正となった。EU28カ国ベースでは前期比0.4%増、前年同期比2.2%増で、速報値と変わらなかった。

これまでに同期のGDP統計がまとまったのはEU21カ国。主要国の前期比の伸び率はドイツが0.5%、フランスとイタリアが0.2%、英国が0.4%、スペインが0.6%。ドイツは個人消費の好調に支えられ、前期の0.4%から拡大した。英国は経済の柱であるサービス業が0.5%増と好調で、前期の0.2%を上回った。フランスは前期と同水準、イタリアとスペインは0.1ポイント縮小した。

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