包装材を利用するメーカーや輸入事業者に登録を義務づける改正包装材法が来年1月1日付で施行されることを受けて、登録管理業務を引き受ける「包装材登録センター( Zentrale Stelle Verpackungsregister )」は6日、インターネットでの登録受付を開始した。包装材を用いた製品を未登録で販売することは来年1月から禁止されるため、当該企業は年内に手続きを済ませる必要がある。登録せずに包装材を利用する企業には過料が科されることになる。
包装材を利用する企業はその回収・リサイクリングを義務づけられている。実際には回収・リサイクリングを「デュアルシステム」と呼ばれる事業者が代行。家庭などで捨てられる包装材を回収している。デュアルシステムを利用する企業はこれらの事業者に料金を支払う。
だが、包装材を利用する企業の約3分の1は料金を支払わず、デュアルシステムに便乗している。来年1月からは包装材登録センターへの登録が義務化されることから、便乗できなくなる。登録情報は消費者や環境保護団体などが自由に閲覧し、違法企業を通報できるためだ。
包装材登録センターのグンダ・ラフート理事によると、登録に要する時間は10~15分と短い。