欧州商用車販売、9月は5.2%減少

欧州自動車工業会(ACEA)が25日発表した商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)における2018年9月の商用車新車販売は21万2,845台となり、前年同月に比べ5.2%減少した。4月から5カ月連続で増加していたが、9月は小型商用車が低迷し、減少に転じた。主要国では、ドイツが1.1%増加したものの、イタリア(17.8%減)、スペイン(9.6%減)、英国(6.1%減)、フランス(1.6%減)は前年同月を下回った。1~9月の累計は、前年同期比3.6%増の184万6,221台となっている。

9月のセグメント別登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比6.0%減の17万7,584台と振るわなかった。3.5トン超の中・大型トラックは前年同月比1.1%減の3万1,555台、16トン以上の大型トラックも前年同月比0.4%減の2万6,036台とほぼ横ばいだった。

バスは前年同月比3.1%減の3,706台に減少した。主要国では、イタリア(43.2%増)が大幅に増えたものの、英国(12.9%減)、ドイツ(7.4%減)、スペイン(5.9%減)、フランス(2.4%減)で低迷した。

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