VW、中国にEV専用工場を建設

2018年10月26日発行 No.664号

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は10月19日、VWと第一上海汽車(SAIC)の合弁会社である上海フォルクスワーゲン(SVW)の本社のある上海市の嘉定区安亭鎮に新工場を建設し、2020年から、プラットフォーム「MEB」をベースにした純粋な電気自動車とバッテリーシステムを生産する計画を発表した。最初に生産するモデルは、VWブランドのSUVとなる予定。

新工場の建設では、産業化のデジタル化を目指す「インダストリー4.0」に対応、自動化や効率化に重点を置いている。具体的には、産業ロボット1,400台を導入するほか、人工知能(AI)や仮想現実(VR)も取り入れた高度にデジタル化した工場とする計画。

新工場の生産能力は年30万台。同工場では、上海フォルクスワーゲン(SVW)のさまざまな電動車の新モデルやバッテリーシステムを生産する。

MEBは、純粋な電気自動車の量産用に開発したモジュラー式プラットフォーム。VWグループは電気駆動車に関する新戦略「ロードマップE」の中で、2025年までに純粋な電気自動車50モデルを世界市場に投入する計画を打ち出している。

■ MEBベースの電動車、ドイツではツヴィッカウ工場で生産

SVWは安亭鎮でこのほど、新工場の鍬入れ式を行った。新工場は、VWグループ初のMEBベースの車両に特化した工場となる。なお、VWグループでは、安亭鎮工場のほかに、ドイツのツヴィッカウ工場、VWと中国の第一汽車(FAW)との合弁会社、一汽大衆(FAW VW)が今夏に広東省仏山市に開設した第2工場でもMEBベースの電動車を生産する計画。

▲このページのトップへ