ラファージュホルシム、インドネシア事業を売却

セメント世界大手のラファージュホルシム(スイス)は13日、インドネシア事業を同国セメント最大手の国営セメン・インドネシアに売却することで合意したと発表した。現地法人ホルシム・インドネシアの株式80.6%と資産を売却する。

取引はホルシム・インドネシアの企業価値を17億5,000万ドルと評価した形で行われる。売却する資産には4カ所のセメント工場、33カ所の生セメント工場、2カ所の骨材採取地が含まれる。

ラファージュホルシムはスイスのホルシムと仏ラファージュが合併して3年前に誕生した企業。同社は5月に発表した事業戦略で、財務強化のため一部の地域の事業を売却し、2022年までに20億スイスフラン(約2,256億円)以上を調達する方針を打ち出していた。同戦略に沿ってインドネシア事業の売却を決めた。

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