ドイツ連邦陸運局(KBA)が1日発表した1月1日時点の国内乗用車保有台数は4,709万5,784台となり、前年同日を1.3%上回った。現行の欧州排ガス基準である「ユーロ6」の対応車は33.1%増の1,239万7,543台と大きく拡大。シェアは前年同日の20.0%から26.3%へと伸び、「ユーロ4」(同28.4%)、「ユーロ5」(27.1%)との差は大幅に狭まった。平均車齢は9.5年(前年同日9.4年)だった。
動力源別でみると、電気自動車(EV)は54.4%増の8万3,175台、ハイブリッド車も44.2%増の34万1,411台と大きく拡大。プラグインハイブリッド車は50.8%増えて6万6,997台となった。ガソリン車は1.9%増えてシェア65.9%を確保。ディーゼル車は0.5%減で、シェアは32.2%となった。
車種別で伸び率が最も大きかったのはSUVで、19.9%に達した。これにキャンピングカー(9.4%)、オフロード車(8.6%)が続いた。シェアはコンパクトカーが25.6%(前年同日比0.1%減)で1位。2位は小型車で19.0%(0.3%増)、3位は中型車で13.8%(3.4%減)だった。
ブランド別のシェアをみると、6位までをすべてドイツ車が占めた。1位はVWで21.3%。2位はオペルで9.5%、3位はメルセデスで9.4%、4位はフォードで7.3%、5位はBMWで6.9%(326万台)、6位はアウディで6.9%(324万台)だった。
輸入車ではVW傘下のシュコダが4.6%で1位だった。2位以下はルノー(3.8%)、トヨタ(2.8%)、現代(2.5%)、フィアット(2.5%)、セアト(2.5%)、プジョー(2.4%)の順で続いた。トヨタ以外の日本車は日産が1.8%、マツダが1.8%、スズキが1.1%、三菱が1.0%、ホンダが1.0%、スバルが0.3%、レクサスが0.1%だった。