トルコ統計局(TUIK)が14日発表した1月の鉱工業生産高(稼働日調整済み)は前年同月比で7.3%減少し、5カ月連続のマイナスとなった。下げ幅自体は前月から2.5ポイント縮小している。製造の減少幅が7.5%となり、前月の10.8%から3.3ポイント狭まったことが大きい。
鉱山・採石と電力・ガス・スチームはそれぞれ7%、1.7%減少。下げ幅は前月の各2.1%、1.2%から膨らんだ。
財別でみると、中間財の減少幅が最も大きく10.9%に達した。資本財も8.1%と大きい。非耐久消費財は3.5%減、エネルギーは1%減。耐久消費財は0.9%拡大した。
同国の鉱工業生産高は2018年9月に2.5%減少し、16年9月以来23カ月ぶりのマイナスに転じた。