ダイムラー―露乗用車工場が開所、国内向けに生産―

独自動車大手ダイムラー(シュツットガルト)は3日、ロシアのモスクワ州でメルセデスベンツ乗用車工場の開所式を行った。投資額は2億5,000万ユーロ。1,000人以上を雇用し、ロシアの国内市場向けに生産する。これにより同社は従来の小型商用バン(ニジニ・ノヴゴロド工場)に加え、乗用車もロシアで生産するようになった。

モスクワ北方40キロのエシボヴォ工業団地内に新工場を開設した。敷地面積は85ヘクタール、年産能力は2万5,000台。車体製造から塗装、組み立てまで行う一貫工場で、複数のプラットホーム(車台)を1つのライン上で混流生産できる。まずはメルセデス「Eクラス・リムジン」を製造し、その後SUVモデルの「GLC」、「GLE」、「GLS」を加えていく予定だ。

開所式にはロシアのプーチン大統領、ドイツのペーター・アルトマイヤー経済相、ダイムラーのディーター・ツェッチェ社長が出席した。

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