ラトビア水産加工会社、独同業を買収

ラトビアの水産加工業者カラヴェラ(Karavela)が独同業ラールセン・デニッシュ・シーフードを買収した。ドイツで知名度の高い「ラールセン」ブランドを傘下に収めて市場地位の向上を目指す。魚介類缶詰市場で5~7%のシェアを狙う。生産の一部はドイツからラトビアへ移管する。

カラヴェラは2001年の創業。バルト諸国でも有数の魚加工大手だ。2018年の売上高は前年比7%増の4,160万ユーロだった。

ラールセンはデンマーク国境に近いハリスレーに本拠を置く。従業員数は約100人で昨年は約2,000万ユーロを売り上げた。2015年の会社更生手続きでデンマークの水産加工業者クリスチャン・イ・グローチヌム(Christian i Grótinum)が買収したが、競争の激しい市場で利益を出すのは難しく、再び売却されることになった。

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