日立製作所―CVCファンドを独に設立―

日立製製作所は4月26日、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドを設立すると発表した。スタートアップ企業が生み出す破壊的な技術やビジネスモデルと日立の技術・知見や顧客基盤を融合することで、イノベーションを支援・加速させるとともに、IoTの進展を受けて顧客や社会が直面する課題の解決を目指す。

CVCの新会社、ヒタチ・ベンチャーズ(HVG)をドイツ南部のミュンヘンに6月1日付で設立し、CVCファンド「ヒタチ・ベンチャーズ・ファンド」を組成する。投資資金は1億5,000万ドルでスタートする。HVGの最高経営責任者(CEO)として、米3MのCVC組織「3Mニュー・ベンチャーズ」の立ち上げと運営を推進してきたステファン・ガブリエル氏を迎える。

日立の東原敏昭社長兼CEOは「世界で起きているイノベーションを早期に捉え、日立が支援することでその動きを加速させたい」と強調。「新しいビジネスモデルの構築や最先端の製品・サービスの開発を加速させ、社会に新たな価値を提供していきます」と述べた。

上部へスクロール